【ビデオ】ラリー仕様のクラシックな1985年型ポルシェ「911」が慈善オークションに出品
ポルシェを走らせるのに相応しい場所といえば、レーストラックやワインディングロード、あるいは広々とした華やかな大通りを思い浮かべるのではないだろうか? しかし、それで全てではない。ラリー仕様に改造された、この1985年モデルの「911カレラ」が良い例だ。是非とも両側に木々が立ち並ぶ、土煙舞うダートで乗ってみたい。

「#Luftauto」(ドイツ語で"空の自動車"の意)の愛称を持つこのラブリーな911は、ポルシェのワークスドライバーであるパトリック・ロングが、空冷エンジンのポルシェを対象に企画したイベント「Luftgekühlt」の一環として開催されるRMサザビーズ主催のオークションに出品される。このポルシェは往年のラリーカーから着想を得て、外観と性能の両面において大規模な改造が施されている。我々がエクステリアで気に入ったのは、15インチのBraid製ホイール、特別に製作されたラリー用ライト、Auto Foreign Services製のルーフラックだ。車内にはロールケージが組み込まれているだけでなく、ドライバー・インターフェイスが感激もの。OMP製のステアリング・ホイールや、クルミ材とカエデ材からCNC加工で削りだしたシフトノブが装備され、ドライバーとコドライバーは素敵なレカロ製シートにシュロス製ハーネスで身体を固定される。

この車両はパワートレインと車体の固有番号が一致しているマッチング・ナンバー車だが、3.2リッター水平対向6気筒エンジンに組み合わせたエキゾーストマニホールドがSSI製のものに交換されており、もともと素晴らしいポルシェのサウンド・トラックにさらなる効果をもたらす。もちろん、エンジンは新式のものではないが、オーバーホールされたばかり。KW社が専用にセットアップしたサスペンションには、ストロークの長いダンパーが装備されている。

クールなクルマがオークションに出品されるだけでも十分ワクワクするものだが、もっとクールなことに、#Luftautoの落札金はガン研究に使われるという。具体的には、膵臓ガンの撲滅に尽力する慈善団体「Autumn Leaves Project」に寄付される予定だ。ご存じない方のために付け加えると、膵臓ガンは発見が難しく、見つかった時には既に治療するには手遅れな場合が多いため、もっともやっかいで手ごわいガンのひとつ。本当に忌々しい病気なのである。

それでは、4月10日にロサンゼルスでオークションに掛けられる、#Luftautoの豪快な走りをご覧いただきたい。さらに詳しく知りたい方は、Luftgekuhltのウェブサイトをどうぞ。




By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー