プロドライブがSTIとタッグを組み、マン島TTコースに挑むスバルの新型マシンを製作
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プロドライブが、マン島TTコースに挑む新型マシンの写真を公開した。今回はこの英国のレーシング・コンストラクターと、スバルのモータースポーツ統括会社であるSTI(スバル・テクニカ・インターナショナル)、そしてマーク・ヒギンズがタッグを組み、さらなるコース・レコードの更新を狙う。

英国ラリー選手権で3度のチャンピオンに輝いたこともあるヒギンズは、これまでもスバルの「WRX STI」に乗り、あの名高いマン島TTマウンテン・コースで何度も記録を樹立してきた。一方のプロドライブはといえば、1990~2008年までスバルのラリーカーを製作していたことで有名だ。今回はその3者が力を合わせ、マン島TTに挑戦するマシンにモータースポーツのマジックを注ぎ込むはずだ。昨今ではMINIのラリーカーやアストンマーティンのレーシングカーの製作を手掛けているプロドライブだが、英国の市販車をよりパワフルにする役割を担うだけでなく、スバル車をベースとするワンオフのスポーツカー、プロドライブ「P2」を製作し、自社のエンジニアリング・スキルと日本メーカーとの密接な関係を示してきた。

全長約60kmの危険を伴うコースでオートバイが競うマン島TTレースは、今年は5月28日~6月10日に開催される。ここ数年の記録はとりわけ印象的で、2011年にヒギンズが4輪のドライバーとして19分56.7秒を記録し、初めて20分台を切った。これは、1990年にトニー・ポンドがマークした最速ラップタイムより2分以上も縮まったことになる。以来ヒギンズが更新を続け、最新の記録では19分15秒というタイムを達成している。今回の新たなマシンでついに19分の壁が破られるのだろうか? 実に楽しみだ。


By Antti Kautonen
翻訳:日本映像翻訳アカデミー