スパイカー、最新モデル「C8プレリエーター」の強気な価格を発表
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スパイカーは、先週開催されたニューヨーク国際オートショーに最新モデルの「C8プレリエーター」を出展した。先月初旬にジュネーブ・モーターショー公開されたばかりだったので、あまり注目していなかったのだが、米国デビューにあたり、このオランダの少量生産車メーカーは価格を発表。驚くことに、35万4,900ドル(約3,920万円)からという高額になるそうだ。




この金額は、従来型の「C8エルロン」が20万ドル(約2,230万円)台だったことに比べると、かなりの値上げだ。フェラーリ「F12ベルリネッタ」ランボルギーニ「アヴェンタドール」のような本物のスーパーカーの価格帯に入って来る。確かに、ミドシップ・レイアウトであることを問わなければ、このC8プレリエーターはパフォーマンスだけでなくその高級感においても、アストンマーティン「ヴァンキッシュ」ロールスロイス「レイス」さえ比較対象になるだろう。しかし、この2台の方がスパイカーが提示した価格より安いのだ。

もちろん、ここではその希少性が大きな意味を持つ。スパイカーが予定している生産台数はわずか50台。つまり、プレリエーターの全生産台数よりも、ランボルギーニがひと月に生産するアヴェンタドールの方が多いということになる。そんな少数のオーナーが手に入れられるのは、これ以上ないほど細部にまで拘って精緻に製作されたジュール・ヴェルヌ風の内装を持つスポーツカーだ。

エンジンはこれまでのC8と同じアウディ製4.2リッターV型8気筒だが、プレリエーターではスーパーチャージャーが追加され、最高出力は518hpに向上した。0-100km/hを3.7秒で加速、最高速度は322km/hに達するという。サスペンションはロータスから供給を受け、ブレーキはAPレーシング製ということが、わずかながら価格に正当性を与えている。ただ、おそらくスパイカーの顧客にとって、価格が購入の決め手になるということはないだろう。あるいは少なくとも、価格に対する感覚が我々庶民とは異なるに違いない。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー