【ビデオ】サムスンが開発中のオートバイ用「スマート・ウィンドシールド」
「なぜ今までなかったのか?」と誰もが思うようなコンセプトが時々登場する。サムスンの「スマート・ウィンドシールド」はその好例だ。乗用車やトラックのためのテクノロジーは急速に進展し、機能が年々進化しているようだが、オートバイに関してはさほどの前進は見られなかった。そんな状況が今、変わろうとしている。

サムスンのスマート・ウィンドシールドのコンセプトはシンプルで、製品化するためのテクノロジーは既に存在している。同社の「Galaxy」シリーズのようなスマートフォンとアプリ、そしてオートバイやスクーターのウィンドシールドに特定の情報を投影する小型プロジェクターを使って、ライダーが走行中にナビゲーション情報を見たり、メールや電話、携帯メッセージの着信に対し自動化された応答を送信したりできるようにする技術だ。こういった機能はライダーの注意を逸らしてしまうのではないかと言いたくなるが、既に多くの人が音楽を聞いたり、ナビに目を走らせたり、燃料タンク腕に付けた地図を見たりしているのが、偽らざる現状だろう。

オートバイ用のヘッドアップディスプレイ(HUD)型コンセプトを見るのは今回が初めてではないとはいえ、サムスンという有数の電子機器・テクノロジー企業が開発元なので、今後の展開に期待が持てる。以前ご紹介したReevu製ヘルメットや、先日BMWが発表したコンセプトモデルは、HUDの技術を2輪車の世界に統合することを目指していたが、車両自体ではなくヘルメットに搭載したものだった。こちらの方式を有力な選択肢と捉えるライダーもやはりいるだろうが、実際のオートバイをベースとしたシステムの方が実現可能性が高そうであり、システムに注意を払うタイミングを自分で選べるので気を散らされる危険も少ないように思われる。

ビデオで明示されているように、このスマート・ウィンドシールドはまだコンセプトの段階にあり、製品化には至っていない。それでも、実用化される日もそう遠くないように思える。ぜひビデオをチェックして、皆さんの感想をお聞かせいただきたい。




By Jeremy Korzeniewski
翻訳:日本映像翻訳アカデミー