この写真を見た人は、エンジンに見覚えがあると思うかもしれない。ご名答。これは日産「GT-R」のVR38DETT型V6ツインターボを搭載したピックアップ・トラックなのだ。

ジュークR」と異なり、このクレイジーな「ナバラ」は日産製ではなく、イギリスのチューナーが手がけたものだ。英国バーミンガムの近く、シュロップシャーに拠点を構えるセヴァーン・ヴァレー・モータースポーツ(SVM)は、まったく予想外のエンジンと車体を組み合わせ、その最高出力を800hpにまで引き上げた。『トップ・ギア』のウェブサイト版が伝えるところによれば、この試作車は販売を目的としたものではなく、SVMにどのような改造をする技術力があるかを示すために製作したものだという。

とはいえ、どうしてもこんな怪物ピックアップ・トラックが欲しいというなら、SVMに頼めばGT-Rのエンジンを、550hpからなんと1,500hpまでお好みに合わせてチューニングして、ナバロのボンネット下に押し込んでくれる。さらに付加価値税(VAT)抜きで推定17万5,000ポンド(約2,800万円)を払えば、ナバラのボディをGT-Rのシャシーに載せることも可能だとか。それならGT-Rのハイテクな4輪駆動もそのまま使用できる。

ジュークRのクレイジーさは大好きだが、時にはベッドにもなる5.8フィート(約180cm)の荷台も必要という人には最適な1台だ。これでもまだクレイジーさが足りないなら、SVMはもっと他の手もあるという(もちろん、それなりの予算が必要だが)。

「可能性は無限大だ」と語るSVMのルーク・アンソニー氏は、「クレイジーなアイディアがあったらどんどん教えてほしい」とも言っている。

これこそ、我々がピックアップ・トラックのチューニングを考えるときに聞きたい言葉だ。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー