【ビデオ】ジェンソン・バトンの乗るマクラーレンのF1マシンが、サーキット上空からコースイン!
F1のパドックでは、常に新たな論争が濃い霧のごとく頭上に立ち込めている。チームオーダーや産業スパイ事件が争点でない場合、ライバル間におけるスポーツマンらしくない行為や、F1ドライバーやFIA(国際自動車連盟)の当局者が起こしたコース外での出来事であったりする。今シーズンは予選をめぐる議論が盛んで、開幕戦のオーストラリアGPで導入されたばかりの新フォーマットが、2戦目を前に早くも物議を醸しているところだ。しかし、今回ご紹介するビデオを観ると、この新予選方式に強く反対しているマクラーレンは、どうやら既にもっとスリリングなアイディアを試しているらしい。

画面には、マクラーレン・ホンダ所属のジェンソン・バトンが、新型マシンのコクピットに通常のレースと同じように乗り込む様子が映し出される。だが、いつもと違うのは、彼がスタートする場所が、グリッドはおろかピットレーンでさえもないということだ。この元F1王者は、軍用輸送機からマシンに乗ってスカイダイブするというスカイダイビングに(コンピューター・アニメーション技術を駆使して)挑戦している。

この方法は、スターティング・グリッドの決め方としては、少なくとも新たに導入が検討されているコックピット保護システム「Halo」が(強力なショックアブソーバーと一緒に)装着されるまでは、とても安全とは言えないだろう。しかし、予選タイム順に整列するのではなく、上空に運ばれてパラシュートで着地後にマシンを走らせるF1ドライバーたちの姿をちょっとだけ想像してみてもらいたい。

つまるところ、スティグはF1マシンに乗ったままバンジージャンプができるのだから 、レーサーだってパラシュートを仕込み、エンジンのかかったマシンでグリッド目がけてスカイダイブしてはどうだろう? ドライバーはGフォースに慣れているし、初期のルマン式スタート(スタートの合図とともに、ドライバーはホームストレートのメインスタンド側から、ピット側に置かれたマシンに向かってコースを横切って走り、マシンに乗り込んでスタートする)をしのぐ方法になることは間違いない。

いや、ちょっと冗談を言ってみただけだ。




By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー