JAFは、空気圧不足が引き起こすタイヤの発熱が原因となる、タイヤバースト(パンク)の検証動画を公開したのでご紹介しよう。

JAFのロードサービスの救援依頼で「タイヤのパンク」は上位を占め、特に高速道路での救援のうちの約33%がそれにあたるとのことだ。

確かに高速道路の路肩でタイヤ交換をしている人を見かけることも少なくはない。


実験は、タイヤメーカーの専用の試験機を使い、適正空気圧と適正空気圧の半分の場合とで検証している。空気圧が半分のタイヤは適正のタイヤに比べて、発熱が大きいことが動画からわかる。

試験は、10分ごとに10㎞/hずつ速度をあげて両者を比較するというものだったが、空気圧が半分のものは210㎞/hに達すると、表面温度が100℃を超えるようになり波うちし、バーストしてしまうという結果になった。

法定速度が120㎞/hになるということがようやく試験運用される状況で、210㎞/hに到達後のバーストであるから自分には関係ないと思ってしまうかもしれない。

しかし、空気圧がさらに低い状態だったり、タイヤが長期間使用し劣化していたり、縁石などで損傷したタイヤの場合などは法定速度内でもバーストしてしまう恐れがあるとなので油断は禁物だ。


路肩に停車する際、画像のように縁石に乗り上げるような運転をしてしまうことがあるかと思うが、このような運転操作は、タイヤ内部にあるコードを痛めてしまったり、切ってしまう要因となる可能性があるので注意が必要だ。

特に空気圧が低い場合、このような操作を行うことは、タイヤに良くないので、運転操作の見直しとともに、空気圧のチェックはマメにしたい。


今回の動画では、運転操作中にバーストした場合のテストを直線とカーブのコースで実施している。

直線コースでのテストでは、バースト後、ブレーキが効きづらくなり、結果として停止距離が延びるという状況になった。

また、画像のようなカーブのコースの場合では、本来曲がるべきラインを逸脱する結果となった。これが高速道路のインターチェンジ付近などで起きたら曲がり切れず大事故になっていたかもしれない。

ハイブリッド車が増え燃費が良くなることで、ガソリンスタンドへ行く機会も減り、さらにEVとなるとガソリンスタンドに給油へ行く機会もなくなることから、これまでスタンドでエアチェックをしていたユーザーは、タイヤの空気圧チェックするタイミングが減っていく状況になってくるだろう。※

最近では、テンパータイヤが装着されていない代わりに、パンク修理剤とエアポンプが装備されている車両もあるので、そういったエアポンプを使ってメンテナンスするのも良いだろう。

タイヤの空気圧の低下は燃費性能にも影響するので、月に1度は空気圧の点検と補充を行うように心がけて欲しい。

出典:JAFユーザーテスト
※一部修正いたしました。

動画:Ch5 交通安全・JAFユーザーテスト.2 > 空気圧不足でも起きるタイヤのバースト
http://ch.jafevent.jp/detail.php?id=455

JAF公式サイト
http://www.jaf.or.jp/