【NYオートショー2016】間もなく廃止となるサイオンが、過去のコンセプトカーを一挙公開
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我々が初めてサイオンを知ったのは、2002年にシルバーの「BBx コンセプト」が発表された時だった。この箱型コンセプトカーは、すぐに同ブランドを象徴する「xB」(日本名:トヨタ「bB」)として市販化され、これによりサイオンはトヨタの若年層向けブランドとして正式に北米市場で展開されることになった。つまり、全てはここニューヨーク国際オートショーから始まったと言える。しかし、サイオン・ブランドは今年で廃止されることが決定し、特別仕様の「tC」がブランド最後の新モデルとなる。このクルマは唯一トヨタ・ブランドへ移行されないという点でも興味深い。今年のニューヨーク国際オートショーではサイオンを偲ぶため、同ブランドの最重要コンセプトカーが多数展示されている。

BBxが最も重要なコンセプトカーだということはほぼ間違いないが、ここ数年で最も注目を集めたのは、2011年のニューヨーク国際オートショーで発表されたオリジナルの「FR-S コンセプト」("Friggin' Really Sweet"(ひどく素晴らしい)クルマの略だとか)だろう。このクルマはサイオン(そしてトヨタ)のベスト・ドライビング・カーとして市販化され、軽量な車体と後輪駆動のパワートレインをスバル「BRZ」と共有する。ありがたいことにFR-Sはトヨタ「86」と名前を変えてこれからも販売が続けられる




他に注目すべきクルマとして、2004年の「FiveAxis スピードスター xA」(日本では初代トヨタ「ist」として販売された「xA」のオーブントップ2シーター)、2009年の「Kogi BBQトラック xD」(2代目トヨタ istがベースのバーベキュー用装備が組み込まれたコンセプトカー)、同じく2009年に発表されたiQ」のコンセプト・モデル、そして米国の有名なヘビーメタルバンド、スレイヤーがデザインした2014年の「tC」があり、これらもオートショーの会場に展示されている。最後にもう一度改めて、サイオンの創作物を会場で撮影した写真で振り返ってみてほしい。


By Steven J. Ewing
翻訳:日本映像翻訳アカデミー