【NYオートショー2016】パフォーマンスカーの黄金時代はいつまで続く?
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ニューヨーク国際オートショーの会場は、どこを見渡してもハイパワーなスポーツカーやラグジュアリーカーが花盛りだ。こうした高性能車の数々を眺めていると、エンスージアストの皆さんの頭にはきっとこんな疑問が浮かんでくるだろう。「パフォーマンスカーの黄金時代はいつまで続くんだろう?」と。

米国では2025年にかけて燃費規制(CAFE規制)が段階的に強化されるが、自動車メーカーには若干の猶予が与えられている。それまでにメーカー各社はパフォーマンスカーを生き残らせるために、何らかの方法で燃費とハイパワーを両立させようと努力を続けている。

「高性能車の時代が終わる? そうは思わない」とメルセデス・ベンツの営業&マーケティング担当であり、ダイムラーAGの取締役を務めるオーラ・ケレニウス氏は語る。「個人の交通手段にパフォーマンスという要素がなくなることはないだろう」。

2010年から2013年までAMGの代表取締役社長を務めたケレニウス氏は、今後も成長が続くと考えているようだ。昨年におけるメルセデスAMGの車両販売台数は、米国、中国、ドイツでの大幅な売上増加により、6万8,875台と2014年より44.6%もアップしている。

しかし、ガソリンの価格が急騰する可能性は常にある上、これまで猶予されていた燃費規制は着々と厳しくなっていく。ケレニウス氏は電気自動車版の「SLS AMG」をテストケースとして挙げ、今後ラインアップに電気自動車を増やす可能性もあると語った。

シボレーも将来を見据えているようだ。「カマロ」のチーフ・エンジニアを務めるアル・オッペンハイザー氏は、カマロが電気自動車になる可能性についての質問に対し、煮え切らない回答をしている(「絶対ないとは言い切れない」とのこと)が、2025年の規制強化によって「V8エンジン搭載モデルの販売はかなり難しくなる」ことは認めた。

今のところ、マッスルカーを取り巻く状況は楽観的だ。シボレーはニューヨーク国際オートショーに640hpの「カマロZL1」をクーペとコンバーチブルで出展している。「今は間違いなくパフォーマンスカーの黄金時代だ」とオッペンハイザー氏は語る。

確かに、反論するのは難しい。




By Greg Migliore
翻訳:日本映像翻訳アカデミー