【NYオートショー2016】アキュラ、FIA GT3規定に合わせて開発したレース用マシン「NSX GT3」を公開
Related Gallery:Acura NSX GT3: New York 2016

Related Gallery:Acura NSX GT3

スーパーカーとは本来、公道走行向けに開発されるものだが、それがレースにも参戦できる可能性があるとなると一層魅力的に感じる。マクラーレンが伝説的名車「F1」でそれを証明してみせたが、今回はそのパートナーであるホンダが「NSX GT3」で同じことをやろうとしている。

現在開催されている2016年ニューヨーク国際オートショーで公開されたNSX GT3は、公道用に市販される新型「NSX」をベースとしているが、いくつか重要な違いがある。まず、ハイブリッドの全輪駆動システムが除去された。これは私たちが期待している「タイプR」に少し近づく形になったといえる。3.5リッターV6エンジンはそのままだが、電動モーターによるブーストのない純粋なツインターボとなっており、トランスミッションも9速デュアルクラッチ式ではなく、レース用の6速シーケンシャルが組み合わされている。フロントのモーターが取り外されているため、駆動輪はエンジンによる後輪のみとなる。

アルミニウム製のスペースフレームは市販モデルから受け継がれているが、ボディワークはダウンフォースと冷却性能を高めるためにエアロパーツが追加されるなど、大胆な変更が見られる。このマシンはFIAのGT3規格に合わせて設計されている(その上のLM GTEには適合しない)ので、ル・マンに参戦する新型「フォードGT」などと競い合う様子は見られそうもない。しかし、北米で開催されているピレリ・ワールドチャレンジやブランパン耐久シリーズ、日本のSUPER GTのGT300クラスなどに参戦して好成績を収めるかもしれない。どこで戦うことになろうとも、静止状態ですら素晴らしい外見なのだから、走っているところを早く見たいものだ。全体にカモフラージュを施した状態で走行する様子は公開されているので、下の映像をご覧いただきたい。NSX GT3は今年の秋にFIAの認定を取得し、2017年シーズンからレースに参戦を開始する予定だという。詳細は公式サイトのプレスリリース(英語)をどうぞ。




By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー