【NYオートショー2016】サイオン「FR-S」が新たな名前と顔を与えられ、トヨタ「86」として登場
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サイオン「FR-S」スバル「BRZ」は、ネット上に流れる否定的な評判から依然として抜け出せないように思える。マツダ「MX-5 ミアータ」(日本名:ロードスター)は、手頃なスポーツカーとして順調に新たなファンを獲得しているが、"トヨバル"ことトヨタとスバルの2モデルは同じように優れたパフォーマンスを発揮できるにも関わらず、マツダほどの地位を築けていない。そんな現状を打開するべく、トヨタはこれまでサイオン・ブランドで販売されていたFR-Sに、日本と同じトヨタ「86」の名前を与え、フェイスリフトと少しのパワーアップを施した。

この2017年モデル(米国では2016年秋からモデルイヤーが切り替わる)もアップグレードしたとはいえ、2.0リッター水平対向4気筒エンジンは最高出力205hp、最大トルク21.6kgmに過ぎず、現代のスポーツカーとしては標準に及ばない。しかしながら、排気量1リッターあたり100hpを超える自然吸気エンジンをこの価格帯で実現したのは、やはり凄いことだ。トヨタはまだ正確な数字を公表していないが、6速MTのギア比を見直したことによりパフォーマンスが向上したと述べている。ショックアブゾーバーのチューニングとスプリングレートも見直されたので、ハンドリングも幾分シャープになるだろう。

外観はこれまでのFR-Sとよく似ているが、トヨタはこの機会にモダン化を施し、ヘッドライトとテールランプにLEDを採用した。インテークが拡大したフロント・バンパーも、アグレッシブな印象を強めている。

この新型86や、同じくフェイスリフトが予定されているBRZに満足できなくても、将来的には次世代モデルが登場するという良い報せも聞こえて来ている。それがいつ頃になるのか、具体的な時期については明らかにされていないが、スバル富士重工業)の吉永泰之社長は、第2世代モデル開発の意向がスバルとトヨタにあることを2度ほどコメントしている。少々気が早いかもしれないが、こちらにも期待したい。




By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー