【ビデオ】ドミノ・ピザの宅配ロボット、豪州でまもなく運用開始
ドミノ・ピザは、軍用ロボット技術を用いた無人のピザ宅配ロボットを開発し、オーストラリアでの運用を開始する。ドミノ・ピザ・オーストラリアは3月16日、ピザを愛する同国の人々に向けて4輪自動運転ロボットの"新デリバリークルー"、「Domino's Robotic Unit」(愛称DRU、発音は"ドリュー")を発表した。同社は昨年来、軍事ロボット技術を手がけるオーストラリアの新興企業Marathon Roboticsと共同開発を進めてきたとのことで、DRUは実弾演習で使用される自律ロボットをベースに作られている。

小型で頑丈なDRUは、高さ922mm(最大約1,185mm)、重量約190㎏で、スチール、アルミ及び数種類の耐衝撃性プラスチック素材で作られている。歩道や平らな地面を最大20㎞/hで移動し、フル充電で最大20㎞の距離を走行可能。衝突センサー、LIDAR(レーザー光線を使ったリモートセンシング技術)、GoogleマップのGPSを組み合わせたシステムを使って自動で配達先へたどり着くことができる。また、酔っぱらいやイタズラから身を守るため、DRUにはしっかりと保護されたキャリーボックスに複数のIPカメラが搭載されており、破壊行為やピザ泥棒などのあらゆる行為を記録してクラウドに常時ストリーミングする機能も備えている。

DRUにアツアツのおいしいピザを届けてもらうには、客はいつもどおりに注文するだけでいい。DRUが配達先に到着したら、スマートフォンのアプリを使って支払いを済ませれば完了だ。さらにこのDRUには、お客がスマホを操作している間にちょっとした会話を交わすこともできるようにプログラムされているという。これはおそらくチップの増額を狙ってのことだろう。

ウェブメディア『lifehacker』のオーストラリア版は、この小さなロボットに搭載された素晴らしい格納式キャリーボックスをビデオで紹介している。内側が保温庫と保冷庫に分かれているので、ピザはアツアツのまま、飲み物やサラダは冷たく保たれる。なお、ロボットに仕事を奪われたり、ついには職を失ったりするのではないかという従業員の不安を静めるため、ドミノ・オーストラリアは「DRUは労働力の増強であり、人間のデリバリークルーに取って代わるものではない」との声明を出している。

「人間のデリバリークルーは、まだまだ必要だ」とドミノ・ピザのドン・メイCEOは言う。「現在、我が社では3種類の配達方法を採用している。それは、電動自転車、オートバイ、自動車だ。DRUは、デリバリー・チームの新たなメンバーであるに過ぎない」。ドミノ・オーストラリアは、これから6カ月間にわたって一部のエリアでDRUによるデリバリーを開始する予定で、2年以内に全国展開を目指している。




By Jason Marker
翻訳:日本映像翻訳アカデミー