トラックメーカーのUDトラックスは、2016年3月18日に同社の大型トラック「クオン」2014年モデルにおいて、特定の交通状況下において警報やブレーキが"不要に作動する場合がある"ことが判明したことを発表した。

なお、同車両には、安全装備として衝突被害軽減制動制御装置(トラフィックアイブレーキ)が搭載されており、取扱説明書には、「この装置は機能上の限界により、前方車両の検知以外の条件で作動する場合がある」との記載があるとのことだ。

ちなみに、2014年モデルに限定した事象とのことなので、該当する車両の詳細はこちらを参照してほしい。


トラフィックアイブレーキの不要作動道路は、阪神高速道路5号湾岸線の六甲アイランドから深江浜の区間と中島料金所から北港JCTの区間となっている。

各場所において、主に80㎞/h以上で走行中に走行車線前方及び右車線前方に他の車両が走行していない状況下で、車両のトラフィックアイブレーキの不要作動が報告されているとのこと。

現在、不要作動の発生要因を調査すると共に、早急に対応を検討しているとのことだが、当面の対策としては、当該場所を走行する際に、ドライバー自身が、モード切替スイッチを3秒間押して、トラフィックアイブレーキの一時解除をすることが必要となるとのこと。

ただし、80㎞/h以上で走行するとシステムが自動復帰するので、当該区間においては、75㎞/h以下で走行する必要がある。




事象発生の原因は、交通量が少なく、前方に車両が走行していないような状況下で、トラフィックアイブレーキが道路の上下の構造物を障害物として検出し、ブレーキ作動する可能性があるとのことだ。

画像は該当区間の道路であるが、上部に橋脚などが張り出しており、レーダーが前方車両と誤認する恐れがありそうだ。

最近、大型バスの衝突事故やトンネル内での追突事故などが発生し、人為的ミスを補ってくれる自動ブレーキシステムの重要性が話題となってきている。

人々の命を守るための自動ブレーキシステムであるだけに、その改善への期待は大きい。

UDトラックス 公式サイト
http://www.udtrucks.com/ja-jp/home

関連サイト
http://www.udtrucks.com/ja-jp/news-and-media/ud-trucks-news/20160318traffic-eye-brak