米国NHTSA、IIHS、自動車メーカー20社が、2022年までに衝突被害軽減ブレーキを標準装備化することに合意
米国の道路交通安全局(NHTSA)道路安全保険協会(IIHS)、および同国の市場で自動車を販売するほぼ全ての自動車メーカーが、2022年までに衝突被害軽減ブレーキ(自動緊急ブレーキ:AEB)を標準装備とする協定を結んだと発表した。

この協定に参加した自動車メーカーは、BMWフィアット・クライスラー・オートモービルズフォードゼネラルモーターズホンダヒュンダイジャガーランドローバー起亜マツダメルセデス・ベンツ三菱日産スバルテスラトヨタフォルクスワーゲンボルボで、各自動車メーカーの傘下ブランドももちろん含まれる。AEBは近い将来、今日のABS(アンチロック・ブレーキ・システム)や横滑り防止装置のように、当たり前の装備になるだろう。

しかし注目すべきは、これが政府からの命令ではなく、真に自動車メーカーと政府間の合意によるものであるということだ。NHTSAによれば、通常の規定よりも3年早く、広範囲にわたって適用されることになるという。またIIHSは、AEBの標準装備によって最大で2万8,000件の衝突事故や1万2,000件の負傷事故を防ぐことができると推測している。

この合意は2段階で施行予定だ。普通乗用車の大部分にあたる車両総重量8,500ポンド(約3,856kg)以下のクルマの場合、2022年9月1日までにAEBを標準装備しなければならない。8,500以上~1万ポンド(約4,536kg)のクルマは、その3年後の2025年までに装備することになる。

米国運輸長官のアンソニー・フォックス氏は、「クルマの安全性にとって画期的な出来事。自動緊急ブレーキシステムを標準装備することで、自動車メーカー20社は数千件の事故を未然に防止し、人命を救うことになる。これは、安全性と消費者にとっての勝利だ」と公式声明の中で述べている。

詳細を知りたい方はNHTSAのプレスリリース(英語)をどうぞ。


By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー