アストンマーティン、レッドブル・レーシングとパートナーシップ契約を結び、新型スーパーカーを共同開発
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アストンマーティンが新型スーパーカーの開発に着手した。ただし、今回は同社が単独で開発するのではなく、プロジェクト「AM-RB 001」というコードネームのもと、アストンマーティンとレッドブル・レーシングによる共同開発となる。

この"イノベーション・パートナーシップ"は今月の17日に発表されたものだが、実は以前から既に交渉が進められていた。アストンマーティンのチーフ・デザイナーであるマレク・ライヒマン氏と、レッドブル・レーシングのチーフ・テクニカル・オフィサーであり、エアロダイナミクスの鬼才といわれるエイドリアン・ニューウェイ氏が正式に手を結んだことで、彼らの才能が存分に発揮されることになる。また、この開発にはQ by アストンマーティン・アドバンスドと、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズに加え、プロジェクト・パートナーとしてAFレーシングAGも参加するという。

残念ながら、プレスリリース(英語)と上のティーザー画像だけでは詳細が分からないが、ライヒマン氏は「現在このパートナーシップは、F1の最先端エアロダイナミクス技術と、アストンマーティンのスポーツカーに見られる素晴らしいデザイン言語を融合させたハイパーカーを開発している段階にある」と述べている。いずれにせよ、エキゾチックな「One-77」やサーキット専用「ヴァルカン」の後継として相応しい特別なモデルになると考えていいだろう。

なお、今回のパートナーシップが締結されたことにより、レッドブルのF1マシンはフロント・ノーズにアストンマーティンのウイング・エンブレムが描かれることになった。



ちなみに、現在はアストンマーティンのCEOであるアンディ・パーマー氏が、レッドブルとのパートナーシップ契約をまとめたのは、今回が初めてというわけではない。かつて日産の副社長を務めていたパーマー氏は、昨年までレッドブルのF1チームを長きにわたり支えたスポンサー、インフィニティとの交渉にも関わっていた。またレッドブルは、過去にレーシング・ゲーム『グランツーリスモ』のバーチャル世界に登場する「X2014」をデザインしたこともあるので、F1のレギュレーションによる制約を受けないマシンのプロジェクトも既に経験済みだと言える。

果たして両社のコラボレーションからどのようなクルマが生まれるのか。我々はこの共同開発プロジェクトの今後の動向を見守り、夢のスーパーカーが公道に、そしてサーキットに登場する日を楽しみに待つとしよう。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー