これがサイオン最後の新モデル! 三浦慶氏が手掛けたエアロ・キットを装着する「TC」の特別限定車が登場
"私たちはまだ終わっちゃいない!"、トヨタ自動車の北米向けブランドであるサイオンが、このようなセリフと共に、同ブランド最後の新モデルとなる「tC リリース・シリーズ 10.0」を、3月23日に開幕するニューヨーク国際オートショーで発表するという。

サイオンの特別仕様限定車として、これまで親しまれてきた「リリース・シリーズ(RS)」。その最終モデルとなるRS 10.0では、前輪駆動の2ドア・クーペ「tC」をベースに、JDM系エアロ・デザイナーとして有名な三浦慶氏が手掛けたフロント・リップ・スポイラー、ロッカー・パネル、ロワ・リア・スポイラー、デッキ・スポイラーを含むエアロ・キットを装着。ブラック仕上げのサイオン・バッジとグロス・ブラック塗装のアロイホイールが、独特なバルセロナ・レッドのボディ・カラーとコントラストを成している。

もちろん、単なる見た目だけのショーカーではなく、TRD製のローダウン・スプリングやデュアルエキゾーストを装備する。インテリアもブラックとレッドを基調としており、スポーツ・シートのインサートからシフトブーツ、パーキング・ブレーキ・カバー、ステアリング・ホイールに至るまで、赤いステッチが施される。シートベルトも赤でコーディネートされ、専用のフロア・マットとカーゴ・マットが用意されるという。

生産台数は1,200台のみで、6速MTとパドルシフト付き6速ATから選択できる。販売価格は、配送料など込みでMT車が2万3,985ドル(約270万円)、AT車が2万5,135ドル(約280万円)となっている。

それにしても、全てにおいて収まりがいい。サイオン・ブランドが2002年のニューヨーク国際オートショーで紹介されてから14年。tCは同ブランドで最も人気があり、最も長く販売されて来たクルマの1つであった。この機会を記念して、サイオンはこれまでに人気の高かったショーカーの中から、2002年に発表された最初の「bbXコンセプト」から、2009年の「iQ コンセプト」、2011年の「FR-S コンセプト」など、いくつかのモデルを同ショーで展示する。FR-Sが"friggin' really sweet"(ひどく素晴らしい)の略だとご紹介したときのことを想い出す方もいらっしゃるだろう。さらなる詳細は、"Scion-ara"(サヨナラ)からの公式プレスリリース(英語)をご覧いただきたい。


By Steven J. Ewing
翻訳:日本映像翻訳アカデミー