米国最高裁、バットモービルのレプリカ販売が著作権侵害にあたるとの判決を支持
Related Gallery:Original 1966 Batmobile at Barris Kustoms

「著作権法だって、バットマン!」とロビンが言ったかどうかは定かではないが、アメリカ合衆国連邦最高裁判所は、バットモービルのレプリカ販売が著作権侵害にあたるかを争う訴訟の審理を却下した。もしこれが著作権侵害でなければ、誰でもバットモービルのレプリカを販売できることになる。しかしながら、連邦最高裁判所は、バットマンの有名なクルマは著作権を有しているとした第9巡回控訴裁判所の判決を支持した。これにより、レプリカを販売する場合、DCコミックスまたはその親会社であるワーナー・ブラザーズに許可を得る必要があることが確定したのである。

マーク・トール氏は、1966年のアダム・ウェスト版TVシリーズと1989年の映画に登場するバットモービルのレプリカ販売の権利を巡って法廷で何年も争いを続けていた。米国のニュース専門放送局CNBCによると、トール氏の会社「ゴッサム・ガレージ」は、このレプリカを1台9万ドル(約1,030万円)ほどで販売していたが、2011年にDCコミックスが著作権侵害を訴え裁判を起こしたという。

トール氏側の弁護士は、バットモービルは単なるクルマであり、著作権はそのデザインにまで及ばないと主張した。これに対し2013年、米国地方裁判所は異議を唱え、バットマンのクルマは独自の外観と機能を持っており、物語におけるキャラクターの1つであるとした。これを受けたトール氏側は控訴したが、控訴審でも裁判所は一審判決を支持した。

この66年型バットモービルは、有名なカスタム・ビルダーである故ジョージ・バリス氏が、55年型リンカーン「フューチュラ」をベースに製作したものだ。同氏は1965年にこのフォーチュラをフォードからたったの1ドルで購入したという。TVシリーズ『バットマン』に登場したことで、このクルマはテレビ史上最も有名なクルマの1つとなった。このバットマンの象徴とも言うべきバットモービルのオリジナルは、2013年「バレットジャクソン・オークション」において462万ドル(当時の為替レートで4億1,600万円)で落札されている。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー