新型リンカーン「コンチネンタル」にクーペが登場したら...?
米国で今秋に発売されるリンカーン「コンチネンタル」の市販モデルは、少なくともオフィスの休憩室にたっぷりと話題をもたらしてくれている。「これを市販化するには勇気が要っただろう」とハンサムなデザインや大胆なインテリアをほめる一派がいれば、懲りすぎた新デザインは「MKZの出来損ない」と批評するグループもいる。そして、両者の意見を抱き合わせた勢力も存在する。しかし、このコンチネンタルからドアを2枚なくしてクーペ型にしたレンダリング画像(上の画像)を描いた人物が、魅力的なイメージを提示したという点に関しては満場一致だ。

1939年までさかのぼると、初代コンチネンタルは2ドアだった。時を経て、4ドア・モデルが登場し、さらにコンバーチブルなど様々なタイプがラインナップに加わっていった。最後に発売された9代目コンチネンタルでは、マーキュリー「セーブル」フォード「トーラス」とプラットフォームを共有する4ドアの前輪駆動になってしまった。



もっとも、この新しいコンチネンタルも先代と同じく前輪駆動のプラットフォームを採用しているのだが、出来栄えは全く異なる。すでにご存知かもしれないが、今のところこのモデル専用の400hpを発揮する3.0リッターV型6気筒ツインターボ・エンジンを搭載し、先進的なトルクベクタリング機能付き4輪駆動が標準になるという。凝ったドアハンドルや特許取得の30通りに設定できるシートなど、コンセプトカーの段階で取り入れていた装備も採用されている。

レンダリング画像で描かれたそのクーペ・バージョンは、主に2ドアというスタイルによって高いデザイン性を獲得したと言えるだろう。サイド・ウインドウ下の金属製フレームと平行なドアのキャラクターラインが強調され、それらがドア下部の振り込みとクロムのストリップと対称をなしている。これによって車体の長さが際立ち、視線はテールライトのトリムとその左右をつなぐバー状の要素へと導かれてゆく。ドアが長くなったことで、Cピラーに掛けてエレガントさが増している。これに比べると、黒く塗られているが依然として太いBピラーを持つ4ドアのコンチネンタル(下の画像)が不格好に思えてくる。



しかし、リンカーンがコンチネンタルのクーペを作ることはまずないだろう。同社にとって冒険が過ぎるし、リノベーションの概念にはあまりマッチするとは思えないからだ。

とはいえ、このレンダリング画像はあまりによくできているので、多くの人に見てもらわなければもったいない。ぜひコメント欄にご意見を寄せてほしい。




By Alex Kierstein
翻訳:日本映像翻訳アカデミー