セバスチャン・ベッテル、F1に頭部保護システム「Halo」があれば2人のドライバーの命を救えたと語る
フェラーリ F1チームのドライバーであるセバスチャン・ベッテルは、F1で死亡事故が減るならば「Halo」コンセプトと呼ばれる新しい頭部保護システムの美観は問題ではないと考えているようだ。

3月3日にHaloを装着してテストを行ったチームメイトのキミ・ライコネンに続いて、翌4日にベッテルもこの装置を付けて試走した。

Haloのデザインは物議を醸している。ワールド・チャンピオンのルイス・ハミルトンが「F1史上、最も醜い変更」と呼び、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグも「酷い」と言及するなど、その採用に批判的なドライバーもいる。

しかし、これまで4度のワールド・チャンピオンに輝いたベッテルは、レース中にパーツやタイヤなどの物体が頭部に直撃して亡くなったジャスティン・ウィルソンとヘンリー・サーティースが、もしHaloを装着したマシンに乗っていたなら、今も生きていたと確信している。

「まず、走行に支障はない。見なければならないものは見えているよ」とベッテルは4日に報道陣に語った。

「Haloのデザイン面や視界については改善できると思うし、シミュレーターや試走の感想としては、すぐにでも改良することが可能だと思う。見た目が良くないという点については基本的に同意する。でも、これで安全性が向上して、命を救うことができるんだ。こういった装置を備えていれば、過去4年間で、記憶にあるだけでもヘンリー・サーティースとジャスティン・ウィルソンという2人のドライバーを失わずに済んだ。すごく見た目が悪いからといって、彼ら2人がここにいないことを正当化できる要素は何もないよ」

追加取材:Roberto Chinchero

注:この記事は、モータースポーツの最新情報や写真、ビデオをお届けする『Motorsport.com』に掲載されたPablo Elizalde記者による記事を転載したもの。

By Motorsport.com
翻訳:日本映像翻訳アカデミー