SUZUKI ALTO WORKS
 ぬぉぉぉ〜予想以上にブラックかつ味が濃いぞぉ!!(笑)。
 不躾小沢、乗ったのがバレンタインデー前後だったってこともありますが、妙にハイテンションになってしまいましたわ。そう、5代目スズキアルトワークスこれぞまさしく俺たち40代オヤジへの最高のバレンタインデープレゼント! ではないの。

SUZUKI ALTO WORKS SUZUKI ALTO WORKS
 それはアルトワークスとして先代終了から数え12年目とか、初代登場から29年目の待望の復活だからじゃない。走り、軽さ、扱い易さ、デコレーションのほどよいジミぶり、お手軽価格のどれをとっても俺たちにドンピシャ。ほどよく力が抜け...いや体力落ち気味の若作り40代後半にピッタリだったからで。

実質2Nmアップであまり期待してなかったのだが...
SUZUKI ALTO WORKS SUZUKI ALTO WORKS
 実は乗る前はそれほど期待してなかった。かつて暴力的なまでのパワー感を誇った「ワークス」の名こそ付いていたものの、ぶっちゃけ5代目は去年登場のアルトターボRSのちょっと進化版。ボディの補強レベルはRSから変わってないし、最高出力も64psで変わらず自主規制枠内。発生回転数まで変わってなくて、ピストンやらバルブやらブロックやらエンジンの基本ハードウェアは全く一緒。

SUZUKI ALTO WORKS
 エンジン関係で変えたのは唯一フロントグリルに穴を開けて上げた冷却性能ぐらい。結果燃焼温度が下がって効率が上がり、最大トルクが2Nm増えて100Nmになっただけ! パワーウェイトレシオは良くなるだろうけど、それでも2Nmじゃなぁ...って感じだったわけ。

Related Gallery:SUZUKI ALTO WORKS
SUZUKI ALTO WORKS SUZUKI ALTO WORKS
 ところが乗ってビックリ。走り出しからビックリするほど速い。クォーン! ってな快楽的吸気音こそないけど独特のメカニカル音の高まりが気持ちいい! 実はそこにはウラがあって新型アルトワークスのキモはエンジン以上に専用5速マニュアル。いまどきMTってだけでも珍しいのに、完全新作でシフトストロークは短いわ、操作は軽いわ、精度は高いわで手首操作でコキコキ決まる上、ギアレシオがかな〜りクロスになってて、1速が低めでいきなりガツンと回転数が上がる。結果、レヴリミットの6,000rpmまでイッキにハネ上がって見事なオイシイとこ取り! エンジンの良さを余すことなく引き出せるのだ。

SUZUKI ALTO WORKS
 それからハードは変わってないって言ったけど、エンジンの制御は変えてて、アクセルレスポンスを全域10%は上げてるから吹けもいい。実際、トルク感はクロスなミッションもあってターボRSの2〜3割増しな感じだ。

SUZUKI ALTO WORKS SUZUKI ALTO WORKS
 それから足回りですよ。ワークスは当然専用の強化スプリングとカヤバの専用ダンパーを入れ、電動パワステのチューニングと、タイヤホイールのリム幅拡大までしてるから全体でかなりRSより締め上げられている。

SUZUKI ALTO WORKS
 走り出して1mで「硬い!」と誰でもが感じるほどで、シャープにはなった反面、長距離はツラいか?と、思いきや小沢が後日都内から千葉まで200km往復した限りは妙な疲れは残らず。不必要な揺さぶられ感や突き上げは少ないからだ。それと根本的にはボディ剛性の高さと軽さが効いている。

SUZUKI ALTO WORKS SUZUKI ALTO WORKS
 そして、この日は御殿場のタイトコーナーを攻めたけど、ホント楽しい! ホンダS660ほどのナチュラル感こそないけど、ステアリングに対してノーズが素直に反応し、アクセルオフで時折リアが外に出そうなほどのニュートラルセッティング。個人的にはもっとステアリングにシャープさが欲しいが、そこは納得できる範囲内だ。

SUZUKI ALTO WORKS SUZUKI ALTO WORKS
 さらに専用のレカロバケットのホールド感は身長176cmの小沢にはほどよい。一部、座面が高すぎるって言う人もいたけど、個人的にはこれくらいの方が乗り降りしやすいし、気にならないレベル。

SUZUKI ALTO WORKS
 なによりも税込150万円台はほとんどバーゲンでしょう。元々のアルトが84万円台スタートってアドバンテージもあるけど、要するに元から軽くて高剛性なアルトだから、ちょっとターボ効かせりゃ十分速いし、補強も過剰にしなくて済むし、あとはいいシフトといい足回りのセッティングができてりゃ十分楽しくなるって寸法。

SUZUKI ALTO WORKS SUZUKI ALTO WORKS
 もちろんもっとチューニングカー然としたゴリゴリテイストが欲しい人もいるだろうけど、そういう人はさらにチューニングをすればいいだけの話。

SUZUKI ALTO WORKS
 それにアルトワークスなら普通にリアに大人が座れるし、荷物も積めるし、それでいて車重800kg台のホンダS660より軽い分確実に速い。なにしろこれだけ装備が付いてて今だFF仕様が670kgスタートと超軽いから。

SUZUKI ALTO WORKS
 ある種、スポーツカーとしてのツブシの効きぶりったら、事実上2人しか乗れない軽スポーツとは比べものにならない。
 ホント、まだ子供が小さくて金はかかるし、仕事でクルマを使わなきゃいけないし、それでいて時には家族と楽しく走りたい! ってオヤジには最高の軽スポーツなのだ。太るだけのチョコレートはいらないからこういうの、欲しいよね。実際(笑)。

■スズキ 公式サイト
http://www.suzuki.co.jp

■アルトワークス スペシャルサイト
http://s-alto.jp/works/