【ビデオ】電気自動車仕様の「コルベット」が最高速度300km/hを記録!
Genovation Cars社が製作した電気自動車(EV)版のシボレー「コルベット」、その名も「Genovation Extreme Electric (GXE)」は、昨年ミシガン州で開催された電気・ハイブリッド自動車技術展で初公開された。その時に発表されたスペックは、最高出力700hp以上、最大トルク82.95kgmを超える電気モーターにより、0-60mph(約96.6km/h)を約3秒で加速し、200mph(約321.9km/h)以上の最高速度が可能になるという衝撃的な内容だったが、どうやらこの数値、単なる希望的観測ではなかったようだ。

去る2月23日、フロリダ州ケープカナベラルにあるNASAケネディ宇宙センターのスペースシャトルの着陸施設の滑走路で、2006年型「コルベット Z06」をベースとしたこのEVのテスト走行が行われた。ステアリングとアクセルを預かったのは数々の最速記録を持つジョニー・ボーマー氏で、助手席にはこのプロジェクトのマネージャーであり、米国オレゴン州にあるEVDrive社の共同創設者でもあるボブ・シンプソン氏が同乗した。滑走路を疾走したGXEは、何と186.8mph(約300.6km/h)というスピードをマーク。そして"最速の公道用電気自動車"として、インターナショナル・マイル・レーシング・アソシエーション(IMRA)の記録に登録された。

公式サイトに掲載されたニュース・リリースによれば、この記録はテスト走行の初日に達成されたものであり、これにより製作者たちはさらなるポテンシャルを確信したという。次回の走行については、場所も日時もまだ明かされていない。しかし、我々としてはどうしても、旧いフォード「マスタング」をベースとしたEV「Zombie(ゾンビ)222」とのスピード対決を期待してしまう。このクルマは停止状態から1マイル(1.6km)に達した時点での速度を競う「テキサス・マイル」で、177.8mph(約286km/h)という記録を成し遂げた。同じように速く、市販マッスルカーをベースにしたEVとして、クラシックな1対1の勝負に相応しい相手と言えるだろう。Genovation Cars社対Bloodshed Motors社、ヴィンテージのポニーカー対現代的なスポーツカー、DCモーター対ACモーターといった具合に、そのテーマは枚挙にいとまがないのだ。

Genovation Cars社はGXEを33万ドル(約3,740万円)で発売するという。ただし、もし自身が所有するコルベットを同社に提供するなら、29万ドル(約3,280万円)で手に入れることが可能だ。6速マニュアル・トランスミッションと、フル充電で150マイル(約241.4km)の距離を走行できる44kWhのバッテリーを装備する。それでは早速、その驚異的なスピードをご覧いただこう。




By Domenick Yoney
翻訳:日本映像翻訳アカデミー