【ジュネーブ・モーターショー】ニュル市販車最速ラップ記録を持つラディカルから、史上最強の「RXCターボ 500R」が登場
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"公道を走れるレーシングカー"を売りにしている自動車メーカーはたくさんあるが、本当にそう呼ぶに値するのは英国のメーカー、ラディカルだろう。同社は1990年代後半から合法スレスレの公道走行可能なレーシング・マシンを作り続けているが、今回ご紹介するモデルはまさにその社名に相応しい、これまでで一番過激なクルマだ。

「RXCターボ 500R」と名付けられたこのニューモデルは、2年前に発表された同社初のクローズドコックピット型クーペがベースとなっている。カーボンファイバーとスティール製チューブラーによるスペースフレームにカーボンファイバー製ボディ・ワークを架装した車体の心臓部はフォードのV型6気筒「エコブースト」エンジンだ。ただし、街中に溢れる「フレックス」や「エクスプローラー」に積まれているものとは一味違う。ギャレット社製のターボチャージャー2基とインタークーラー、鍛造ピストン、手作業で仕上げられたヘッドを採用し、ECUを書き換えることによって、最高出力600hp/6,700rpm、最大トルク64.3kgm/4,200〜6,200rpmを発生。6速シーケンシャル・ギアボックスを介して後輪を駆動する。ブレーキ・ディスクはフロントが360mm、リアが330mmで、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)と前後のブレーキ・バランスはともに調節可能。サスペンションは前後とも調整可能なダンパーを備えたプッシュロッド式のダブルウィッシュボーン。以上のことから分かることは、このマシンが(ほぼ)公道用市販車のニュルブルクリンク最速ラップ記録を持つ会社から送り出される、史上最速、最もパワフルな1台になるということだ。その記録も、遠からずこれによって書き換えられることだろう。

さらにラディカルは、イタリアのコーチビルダー、Aznomにレザーやアルカンターラ、カーボンファイバーを用いたインテリアを依頼をした。購入者にはこのクルマをイメージした特製バッグ一式も用意されている。その上、ニュルブルクリンク北コースで最速記録保持者からアドバイスが受けられるという特典まであるというのだ。ただし、そんな魅力的なRXCターボ 500Rのオーナーになれる人は世界中でごく僅か。ラディカルが計画している生産台数は、限定21台のみとなる予定だからだ。詳しい情報は公式サイト、またはプレスリリース(英語)をご覧いただきたい。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー