【ジュネーブ・モーターショー】ピニンファリーナが提案する環境に優しいレーシングカー「H2スピード」
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今年のジュネーブ・モーターショーに、ピニンファリーナは環境に優しいレーシングカー「H2スピード」を出展した。水素燃料電池を搭載し、サーキットを高速で周回しながら排出するのは水だけという、次世代のモータースポーツを提案するコンセプト・モデルだ。

滑らかでシンプルなそのフォルムは、確かに今にもサーキットを走り出しそうだ。現代のレーシング・プロトタイプに多く見られるような、ルーフとウイングをつなぐフィンが後方に取り付けられており、水素燃料タンクを取り囲むフェアリングは軽量化に一役買っているという。

すっきりとしたボディの下には、ハイパフォーマンスなエコカーの技術に定評があるGreenGT社の水素技術が隠れている。搭載された2基の電気モーターが合計で最高出力503psを発揮し、水以外の物質を排出することなく左右の後輪を駆動する。トランスミッションやクラッチを持たない固定ギアレシオで、0-100km/h加速3.4秒、最高速度300km/h、0-400mを11秒で走り切るという。2つのタンクには合計6.1kgの水素を3分間で充填することができ、車両重量は1,420kg。前後重量バランスは前41:後59となっている。サイズは全長4,700mm × 全幅2,000mm × 全高1,087mm、ホイールベースは2900mm。カラーリングは1969年にピニンファリーナが発表したフェラーリ製エンジンを積むF1のコンセプトカー「シグマ・グランプリ」から引用しているそうだ。ピニンファリーナのイタリアとGreenGTのスイスという、2つの国旗が貼られているのが見える。さらに詳しい情報は公式サイトをご覧いただきたい。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー