【ジュネーブ・モーターショー】カーボンファイバーを多用したフェラーリ・ベースのマンソリー「4XX シラクーサ」
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これまでにもお伝えしたように、ジュネーブ・モーターショーが素晴らしいのは、たくさんのエキゾチックカーが発表されることだ。今年もケーニグセグの新型モデルブガッティ「ヴェイロン」の後継モデル復活した元ニュルブルクリンク・レコードホルダー、さらにはワイルドな魅力のアメリカン・スポーツなどが出展されている。だが、優れたハイパフォーマンスカーの中には、思わず首をかしげてしまうものもある。

その一例が、ドイツのチューニング・メーカーであるマンソリーが作り上げた写真の「4XX シラクーサ」。きっと誰かが、フェラーリ488 GTB」に過激さが足りないとでも思ったのでこうなったのだろう。3.9リッターV8ツインターボ・エンジンの最高出力は670psから790psに、最大トルクは77.5kgmから88.9kgmに引き上げられている。大したものだとは思うが、これが速さの向上には十分に貢献しているとは言えそうもない。マンソリーによれば、4XX シラクーサの0-100km/h加速は2.9秒、最高速度は341㎞/hというのだ。

サーキットで走ることを念頭に置いたとしても、エレガントなフェラーリの純血種に比べ、たった10分の1秒の短縮と11km/hの向上が、マンソリーによる奇異なデザインの方向性を十分に正当化できるかは疑問だ。4XX シラクーサを気に入るには、とにかくカーボンファイバーが大好きである必要がある。なぜならマクソリーは、フェラーリがオプションとして提供しているカーボンファイバー製トリムの範囲をはるかに超えて、フロントスプリッター、リアディフューザー、ルーフ、ピラー、ミラー、フェンダーベント、シル、インテーク、テールランプ周辺、ボンネットの一部、スポイラー、そして2つのリアウイングなどに、これでもかと言わんばかりにカーボンファイバーを使用しているのだ。それだけに留まらない。アグレッシブなボディ・キットが装着され、しかもペイントはどぎつい真っ黄色。あまりにもやり過ぎだ。

ジュネーブ・モーターショーで展示中の4XX シラクーサをあらゆる角度からとらえた写真で確認してほしい。また、同ショーで見付けた悪趣味なクルマたちをビデオにまとめたので、そちらもご覧いただきたい。とはいえ人の好みというものはそれぞれだから、もしこのチューンド・フェラーリに惹かれてしまったなら、こちらのリンクからマンソリーの公式サイトをどうぞ




By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー