【ジュネーブ・モーターショー】マセラティのV8エンジンを搭載する4輪バイク、ラザレス「LM847」
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"ぶっ飛んでる"というのがどんな物だか見てみたい方は、上の画像をご覧いただきたい。ラザレス「LM847」と呼ばれるこのマシンの本質は、要するにマセラティのV8エンジンを中心に組み立てられたスポーツバイクである。

巨大な自動車用エンジンを積んだオートバイは、これが初めての例というわけでは決してなく、これまで数えきれないほどのカスタム・バイクが製作されてきた。もちろんボスホス社のシボレー製5.7リッターV8エンジンを搭載するクルーザーもその1つだ。V10エンジンを搭載したクライスラー「トマホーク」コンセプトも忘れてはいけない。しかし、これは全くの別次元の乗物だ。

このLM847は、カスタムカー&オートバイの製作で有名なフランスのラザレス社によって作られた。4輪バイクの「ワズマ」やロードスターの「ワズマ GT」、そしてレンジローバーのV8エンジンを搭載した狂気じみたルノー「トゥインゴ」などでお馴染みの会社だ。要するに、クレイジーなことで知られる会社であり、今回もそのクレイジーさを惜しみなく発揮しているというわけだ。



この最新のプロジェクトで、ラザレスは4.7リッターV8エンジンを使うことした。マセラティが小排気量ターボ化に移行する前の、「クアトロポルテ」やアルファ ロメオ「8C コンペティツィオーネ」に使われていたエンジンだ。最高出力470hpと最大トルク63.2kgmを発揮し、多段ギアボックスの代わりに組み合わされたシングルスピードの油圧式連結装置を通じて後輪をチェーン駆動する。ちなみに車体の重量は400kgと発表されている。

厳密に言えば、これはオートバイではない。前後それぞれに2つのタイヤが備わるからだ。しかしサドルとハンドルバーが付いており、ターンの際にはまずまず傾けることもできそうに見える。命が惜しいので、試してみる気はないけれど。興味を持たれた方は、ラザレスの公式サイトもご覧いただきたい。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー