【ジュネーブ・モーターショー】ACシュニッツァーの「ACL2」コンセプトは、BMW「M2」を超える570馬力!
Related Gallery:AC Schnitzer ACL2 Concept: Geneva 2016

現在開催中のジュネーブ・モーターショーで、BMW専門チューナーのACシュニッツァーが、BMWの「M2」をしのぐコンセプト・モデル「ACL2」を発表した。最新のMモデルを打ち負かすために開発されたこのコンセプトカーは、「M235i」をベースに「M4」の3.0リッター直列6気筒エンジンを搭載し、さらにその最高出力を570hpに引き上げている。これはもちろん、M2が搭載する3.0リッター・エンジンの365hpをはるかに超える。

ACシュニッツァーによれば、ACL2はこのパワーにより0-100kmを3.9秒で加速、M2の4.3秒よりもコンマ4秒も速いことになる。また、最高速度は330km/hに達するという。一方のM2は、250km/hで電子制御リミッターが作動するよう設定されている。

同社は可能な限り素晴らしいパフォーマンスを引き出すために、数多くのアップグレードを施した。エンジンの性能を最大限に活かすべく、カーボンファイバー製のエアインテークを採用し、ダウンパイプや触媒コンバーター、テールパイプを含む排気系のパーツも全て交換されている。また、この強大なパワーのコントロールを可能にするカーボンセラミック製ブレーキディスクや、ハンドリングをサポートするために車高と減衰力が調整可能なサスペンションも装備している。

ACL2のボディは落ち着いたダークグリーンでペイントされているものの、その外観はかなり派手な印象だ。フロントには路面を削るような低いスプリッターとカナードが装着され、リアにも同様にアグレッシブなディフューザーと巨大なウィングが取り付けられている。左右で70mmずつ拡大されたフェンダーはダクトが開けられ、285/25ZR20サイズのミシュラン製「パイロットスーパースポーツ」タイヤを収める。

カーボンファイバー製パーツや軽量バッテリーの採用によって車両重量は削減され、パワー・ウエイト・レシオは2.54kg/hpと、フェラーリ「458 イタリア」ポルシェ「911GT3」並みの数値を達成したという。ただし、ACシュニッツァーによればACL2はあくまでも製品開発のために製作したコンセプトカーであり、販売してアウトバーンでM2に挑む予定はないそうだ。しかしながら同社は、もしこれらのアップデートを全て加えたら、最終的な金額は14万9,000ユーロ(約1,860万円)になるだろうとコメントしている。つまり、M2はおろかドイツ本国におけるM4の販売価格の2倍以上ということだ。どうしても気になるという方は、ACシュニッツァーの公式サイトをご覧いただきたい。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー