【ジュネーブ・モーターショー】最も過剰なスーパーカー、Arash「AF10」の最高出力は2,080馬力
Related Gallery:Arash AF10: Geneva 2016

毎年多くのスーパーカーが発表されるジュネーブ・モーターショーだが、今年は1,500馬力を標榜する超弩級モデルが続々と登場した。ブガッティの「シロン」に、ケーニグセグの「レゲーラ」。そして英国の小規模自動車メーカー、Arash Motor Companyが持ち込んだ「AF10」は、それらをさらに上回る2,000馬力を発生するという。

Arashによると、この最新型のAF10は最高出力2,080hpという途方もないパワーを備えているとのこと。そのうち900hpはスーパーチャージャー付き6.2リッターV型8気筒エンジンから発生し、残りの1,180hpを4基の電気モーター(フロントアクスルに2基+リアアクスルに2基)が生み出す。その合計最高出力は、ランボルギーニ「アヴェンタドール」の3倍、ポルシェ911ターボ」の4倍近くに相当する。不思議なのは、このクルマがそれほど速くはないということだ。0-60mph(約96.6km/h)加速は2.8秒、最高速度が201mph(約323km)と、580hpの「911ターボ S」と変わらない。

誤解しないでいただきたいのだが、これは並外れた素晴らしい数字で、わりと最近まで不可能だと思われていた。ただ、そこまで到達するのに、これほど大きなパワー(と5つのギアボックス)が必要だろうか。おそらく、物理学の法則(特に摩擦の分野)が必ずしも一定とは限らないということか、あるいは、Arashのような小規模メーカーにとって、莫大なパワーを生み出すだけでなく、それを最大限に活かすためには、さらに資金が必要ということか、どちらかだろう。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー