【ジュネーブ・モーターショー】マセラティ初のSUV「レヴァンテ」が初公開 これがポルシェ「カイエン」に対するイタリアの答え
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マセラティが「レヴァンテ」の画像を初公開した時、他にも情報は多少提供されたが肝心なエンジンについては伏せられたままだった。とはいえ、クロスオーバーであろうとマセラティに変わりはない。現在開催中のジュネーブ・モーターショーで、その詳細が明らかになった。

マセラティはレヴァンテに全部で3種類のエンジンを用意する。出力の異なる3.0リッターV6ツインターボのガソリン・エンジンと、同じく3.0リッターV6ターボのディーゼル・エンジンだ。ベース・グレードは最高出力350hp、最大トルク50.9kgmで0-100km/h加速は6秒ジャスト。ギブリのベース・モデルと比べると、車体が大きいため加速は0.4秒遅いものの最高出力は上回り、最大トルクは同じとなっている。上位モデルの「レヴァンテS」はギブリSをしのぐ最高出力430hp、最大トルク59.0kgmを発揮し、0-100km/h加速は5.2秒。一方、ディーゼル・モデルの最高出力は275hpと控え目だが、最大トルクは61.1kgmとレヴァンテの中では最も大きな数値を誇る。0-100km/h加速は6.9秒。いずれのエンジンも8速AT、「Q4」全輪駆動システム、LSDが組み合わされる。

最高出力は、レヴァンテの対抗馬となるポルシェ「カイエン」と比べても遜色ない数値と言えるだろう。しかし、クロスオーバーへの参入に乗り出した老舗高級自動車メーカーはポルシェとマセラティだけではない。そこにはベントレージャガーがすでに参入を果たしており、そしてアストンマーティンランボルギーニロータスロールス・ロイスも参入する予定となっている。まさにヨーロッパの老舗自動車メーカーによるクロスオーバー旋風が巻き起こっているのだ。そしてマセラティの参入はその中で最初でも最後でもない。「ギブリ」「クワトロポルテ」と既に2種のセダンを揃え、さらに新型スポーツカー「アルフィエーリ」の誕生も控えるマセラティにとって、レヴァンテは拡大成長を支える重要なモデルとなるだろう。

生産はもうイタリア・トリノの工場で始まっており、欧州では今年の春から納車となる。引き続き他の国々でも発売される見込みだ。日本市場への導入は今年の秋を予定しているという。エンジンの違いによる3グレードに加え、オプションで「ラグジュアリー・パック」と「スポーツ・パック」、そしてイタリアの老舗服飾メーカーであるエルメネジルド・ゼニアのシルクを使ったインテリアなどが用意される。スイスでの販売価格は 7万5,900スイスフランから。より詳しい情報を知りたい方は、日本語の公式サイトをご覧いただきたい。




By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー