【ジュネーブ・モーターショー】ブガッティ「シロン」を超えた? ケーニグセグ「レゲーラ」は地球で最もクレイジーなハイブリッド車
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ジュネーブ・モーターショーで最もクールなことといえば? 当たり前だが、ご当地グルメのチーズフォンデュではない(それも美味しいが)。スーパーカーやハイパーカーが他のモーターショーよりも見られることだ。ブガッティが1,500psのマシンを発売すると聞いた興奮も冷めやらぬうちに、今度はスウェーデンのメーカーもハイスピードのモンスターを生み出せることを知らしめた。そのメーカーとはもちろん、ケーニグセグ

エンゲルホルムに本拠を置くこのスーパーカー・メーカーがジュネーブで2台の新型モデルを披露したことで、フランス・モルスアイムから来たブガッティの人々の目には、多少なりとも心配の色が浮かんだに違いない。まずは、昨年のジュネーブ・モーターショーで試作車が発表されたケーニグセグのフラッグシップとなる「レゲーラ」の市販モデル。今回はその車両重量がたったの1,590kg、最高出力は1,500hp以上であることが明らかにされたのだ。参考までに、ブガッティ「シロン」は1,500psだが、ケーニグセグのレゲーラよりも500kgほど重い1,995kgだ。

これだけの差がありながら、レゲーラの加速力は0-100km/hが2.8秒と、シロンの2.5秒に比べると控え目だ。しかし、軽量で高出力であるため、高速域に入ればブガッティに追いつき、追い越すことになるだろう。0-200km/hに要するタイムは、レゲーラが6.6秒、シロンが6.5秒以下。そして0-300km/hでは、ついにレゲーラがシロンを逆転する。シロンがこの非常識な速度に達するまで13.5秒を要するのに対し、レゲーラはなんと10.9秒で達成してしまう。つまり、2.6秒も早く300km/hに到達するのだ。これだけでも十分驚きだが、その勢いは止まらない。ケーニグセグは0-400km/hまで20秒で到達するクルマを作ってしまったのである。たったの20秒で400km/h!


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レゲーラは間違いなく今年のショーで最も注目を浴びるモデルの1つだが、ケーニグセグは「アゲーラ ファイナル」シリーズも発表した。2011年に登場した「アゲーラ」もこの最終シリーズをもって終焉を迎える。その第1弾は、「One of 1」。紛らわしくも「One:1」とは別物だが、「最高出力と車両重量の比率が1:1」という発想はこの新モデルにも共通している。搭載されるエンジンはOne:1と同じツインターボチャージャー付きV型8気筒だが、最高出力は1,360psからわずかながらアップグレードされているという。ルーフウィンドウやラゲッジスペースはそのままに、車両重量が1,380kgと発表されているので、おそらく20馬力ほど引き上げられるのではないだろうか。ボディにはフロント・スプリッタやリア・ウイングなど各種エアロパーツが追加され、3Dプリンターで製作したというチタン製ツイン・エキゾーストなどの特別装備が与えられている。ケーニグセグはあと2台のアゲーラ ファイナルシリーズをあと製作する予定だが、一台ずつ裕福なオーナーたちの要望を取り入れてカスタマイズするとのことで、最終的にはどれも唯一無二のクルマになるだろう。

それではジュネーブの会場で撮影したレゲーラの写真をチェックしてみよう。詳しい情報を知りたい方は公式サイトもご覧いただきたい。ケーニグセグ最新の傑作に関しては、続報が入り次第ご紹介するのでお楽しみに。




By: Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー