フォルクスワーゲン、「up!」をよりパワフルでスタイリッシュに改良
Related Gallery:Volkswagen Up Refresh

フォルクスワーゲン(VW)の小さなシティカー「up!」に大掛かりな改良が施され、3月のジュネーブ・モーターショー 2016で公開される。エクステリアは僅かな変更に留まるが、ボンネットの下にはよりパワフルなエンジンが搭載され、車内では最新技術によってスマートフォンとの連携もより便利になるという。

新しいup!における最大の技術的な改善は、これまでの自然吸気「MPI」エンジンに替わり、ようやくVW自慢のガソリン直噴ターボ「TSI」が搭載されたことだろう。排気量とシリンダー数は従来型と変わらず、1.0リッターの直列3気筒だが、ターボチャージャーの過給によって最高出力90ps、最大トルク16.3kgmを発揮。0-100km/h加速10秒、最高速度185km/hと、VWによれば「初代ゴルフGTI並みのパフォーマンス」を、遙かに優れた燃費(欧州テストサイクルで22.7km/L)で達成したという。後ろ姿を見ると、これまでよりはっきりと存在を主張する小さなエキゾースト・パイプと、「TSI」のバッジに気付くだろう。

VWのスタイリストは、すでにモダンなデザインだったup!に僅かながら変更を加えた。フロントバンパーはより装飾的に彫り込まれ、ヘッドライトにはLEDランニングランプが装備されている。サイドミラーにもウインカーが組み込まれた。リアは従来型のフラットなリア・バンパーから上下とも中央に大きく段差が付けられ、テールライトも内部ランプの配置が変えられた。これらの変更は一目瞭然というわけではないが、このハッチバックの魅力的な形状をさらに際立たせている。



技術的な進歩により、新しいup!の車内は、慌ただしい都会に暮らすドライバーにとって便利になったはずだ。上級モデルには5インチ・ディスプレイとスマートフォンの連携機能を備えた新しいインフォテインメントシステム「Composition Phone」が搭載された。ドライバーはアプリを使ってデバイスを接続し、スクリーンにナビゲーション、車両の情報、音楽など、スマートフォンから様々な情報を表示することができる。また、多機能ステアリング・ホイールとオートエアコンも装備された。

路上でもっと音楽を楽しみたい人のためには、スペシャル・エディションの「up! beats」が用意される。このモデルは、ヒップホップ界の重鎮Dr. Dre(ドクター・ドレー)承認のバッジが付いた出力300Wと7スピーカーの「BeatsAudio」システムが搭載されている。

3月1日にジュネーブ・モーターショーが開幕したら、新しくなったup!を現地から改めてご紹介するのでお楽しみに。



By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー