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エンスージアストの皆さんなら、「ダッジ・チャレンジャー SRT ヘルキャット」が最高出力707hpを誇ることをご存知だろう。これは、現代のマッスルカーの時代における象徴的な数字の1つだ。しかし、これでも物足りないという人がいたら、ヘネシー・パフォーマンス社に行けばいい。この米国テキサス州に本拠を置くチューナーは、ダッジの6.2リッターV型8気筒「ヘミ」エンジンに装備されたスーパーチャージャーに、さらにツインターボを組み合わせ、最高出力1,032hp、最大トルク136.5kgmにパワーアップさせたヘルキャットを造り上げた。これはクランクシャフトでの計測値とはいえ、驚異的な数値だ。

この「HPE1000」と呼ばれるアップグレード・キットは、単なるボルトオンのターボよりも少し複雑で、ビレット・アルミニウム製コンプレッサー・ホイールを採用した2基のターボチャージャーに、ステンレス・スチール製のターボ・ヘッダーとダウンパイプ、ハイフロー・エアフィルター・エレメントなどを装備。インジェクターや燃料ポンプ、エンジン・マネジメント・システムにも改良が施される。アップグレード前と後にシャシー・ダイナモで出力を測定し、その結果がオーナーに渡されるそうだ。シリアル番号が刻まれたプレートが車内とエンジン・ルームの2箇所に貼られ、前者にはヘネシー社の創設者ジョン・ヘネシー氏のサインが、後者にはそのクルマを手掛けたエンジニアのサインが入れられるという。エクステリアには"HPE1000 Powered by Hennessey"というバッジがいくつか装着されるだけなので(上の写真でもフロントのホイールアーチ後方に確認できる)、注意深く見ないとそれがトリプル・チャージャーを備えてさらなるモンスターに生まれ変わったチャレンジャーだとは気付かないかもしれない。

これらのアップグレードにより、0-60mph(0-96km/h)を2.7秒で加速し、1/4マイル(約402m)を9.9秒で走り切り、その時の速度は142mph(約229km/h)に達するという。ヘルキャットとその6.2リッターV8ヘミ・エンジンは決して臆病者のための物ではないが、ヘネシー社はさらにそれを徹底して狂暴な存在へと変えてしまったのだ。

なお、そこまで必要ないという人には、ソフトウェアと吸気系を変更して852hpや805hpに引き上げる"ライト・チューン"のメニューも用意されている。詳しい情報はヘネシーの公式サイトをご覧いただきたい。





By Greg Migliore
翻訳:日本映像翻訳アカデミー