マクラーレン、2016年F1参戦マシン「MP4-31」を発表!
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マクラーレン・ホンダは21日、非常に厳しかった昨シーズンから巻き返しを図るべく、2016年シーズンのF1世界選手権参戦用マシン「MP4-31」を発表した。

この新型F1マシンについて、マクラーレンは「革新的」と表現している。

マクラーレン・チームは昨年、ホンダ製パワーユニットに問題が頻発し、コンストラクターズ・ランキングは10チーム中9位に終わっている。

ホンダは2008年シーズンをもってF1から撤退していたが、2015年にマクラーレンのパワーユニット・サプライヤーとして復帰した。

しかし、ホンダが開発したパワーユニットは競争力と信頼性に乏しいことが判明。ハンガリーGPでは、フェルナンド・アロンソが5位、ジェンソン・バトンが9位に入賞したが、結果としてこのレースが昨シーズン最高の成績であった。

だがチームは今、ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める新井康久氏によれば「昨シーズンのレースデータを元に、課題となっていたコンプレッサー周りなどを中心に、ハードウェアを進化」させたというホンダの新しいパワーユニット「RA616H」によって、2016年は調子が上向くと期待を抱いている。

新型マシンは昨年型の「MP4-30」に込められていた「サイズ・ゼロ」の理念を受け継ぎ、コンパクトなパッケージングに仕上げられている。また、非常に短いノーズも昨年型を踏襲している。

「マクラーレンとホンダのパートナーシップが復活2年目を迎えるに当たり、私たちは皆、目標に向かって変わらず結束している」と、マクラーレンCEOのロン・デニス氏は述べている。

「目標とは、共通の願いである"勝利"を目指して、チームを発展させることだ」

「その勝利がいつ実現するかは予測できない。しかし、チーム全員がこの数カ月間ずっと、本当に献身的に取り組んできたということは、自信を持って言える」

「結果、MP4-31の開発曲線は冬の間に急上昇しており、尽力してきたチームを大変誇らしく思っている」

Circuit de Catalunya, Barcelona, SpainMonday 22 February 2016.World Copyright: Alastair Staley/LAT Photographicref: Digital Image _R6T6550Circuit de Catalunya, Barcelona, SpainMonday 22 February 2016.Jenson Button, McLaren MP4-31 Honda.World Copyright: Alastair Staley/LAT Photographicref: Digital Image _79P9588Circuit de Catalunya, Barcelona, SpainMonday 22 February 2016.Jenson Button, McLaren, in the garage. World Copyright: Steven Tee/LAT Photographicref: Digital Image _X0W8908

マクラーレンの新型マシンは、バルセロナ近郊にあるカタルーニャ・サーキットで2月22日、ジェンソン・バトンのドライブによってテスト・プログラムが開始された。この日は午前中にいくつかトラブルが発生したものの、午後と合わせて84周を走行することができた。

なお、マクラーレン・ホンダ・チームは新型マシンの発表に合わせて、フランスのARTグランプリ・チームからGP2シリーズに参戦している日本人ドライバー、松下信治選手(上の写真)をF1のテスト兼開発ドライバーとして起用することを発表した。ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)のF1ドライバー育成計画に選ばれた松下選手は、ドライバーズ・ランキングで昨年は9位に終わったGP2に今年も参戦を続けながら、F1のレギュラー・ドライバー昇格を目指して経験を積むことになる。


注:この記事は、モータースポーツの最新情報や写真、ビデオをお届けする『Motorsport.com』に掲載されたPablo Elizalde記者による記事を転載・補足したもの。

By Motorsport.com
翻訳:日本映像翻訳アカデミー


ホンダ 公式サイト:マクラーレン・ホンダ MP4-31 紹介ページ
http://www.honda.co.jp/F1/race2016/formation/mp4-31/