今年からF1に参戦するハースF1チーム、最初のマシンを発表
今季からF1世界選手権に初参戦するハースF1チームが、今月22日から行われているバルセロナテスト前日に、同チーム初となるF1マシンを発表した。

フェラーリ製パワーユニットを搭載したこのマシンは「VF-16」と命名された。米国から挑戦するチームが2年以上を費やしてF1初参戦に備えてきた努力の結晶だ。

VF-16という名前の由来は、米国最大の工作機械メーカーであるハース・オートメーションが1988年に製作した同社初のCNC旋盤「VF-1」にちなんでいるという。

"V"は「垂直の(vertical)」という意味であり、立形フライス盤(vertical mill)をあらわす業界の標準記号である。

ハース・オートメーションの創業者であるジーン・ハース(ハースF1チームのオーナー)がそこに"F1"を加えて、同社の「最初の1台(Very First One)」という非公式の意味を込めたそうだ。

ハースが構築したフェラーリとの協力関係はパワートレインに限らず、英国バンベリーに置かれたヨーロッパ拠点でもフェラーリと綿密な技術提携を行っている。マシンの開発には、マラネロにあるフェラーリの風洞も使用したそうだ。

「我々の目標はこのマシンでポイントを獲得すること」とチーム代表を務めるギュンター・シュタイナー氏は語る。「まずはレースに出場して、やるべきことをやり、レースを完走し、ファンやパドックにいる他のチームから敬意を払われる存在になって見せることが必要だ。それからポイントを獲得したい。これが最終的な目標だ」

この新しいマシンのステアリング・ホイールを握るのはエステバン・グティエレス。昨シーズンはフェラーリのリザーブ兼開発ドライバーを1年間務めていたが、これでレースに復帰する。そして、もう1人のドライバーはロータスに所属していたロマン・グロージャンだ。

ハースは20日にバルセロナで新しいマシンの試走を終えている。


本稿はモータースポーツのニュース、写真、ビデオをお届けする情報サイト『Motorsport.com』に掲載されたJonathan Noble記者の記事を転載したもの。

By Motorsport.com
翻訳:日本映像翻訳アカデミー