ケン・ブロックの愛車フォード「フィエスタ」ラリーカー、4,000万円で販売中
神業的ドリフトが観られるビデオ『ジムカーナ』シリーズで有名なケン・ブロックの会社「Hoonigan Racing Division」が、ブロックの愛車であるフォード「フィエスタ HFHV」(HFHVは 「Hybrid Function Hoon Vehicle(ハイブリッド・ファンクション・フーン・ビークル)」 を表している)を『Motorsport Auction』に出品している。自身でもドリフト映像を撮影してスターになりたい人や、競争力のあるラリー・マシンがすぐに欲しい人は、購入を検討してみてはいかがだろうか? たったの(!?)25万ポンド(約4,000万円)で、ブロックと同じクルマをスライドさせるチャンスが得られるのだ。

このフィエスタ HFHVのベースとなっているのは、フォードのモータースポーツ部門が開発したフィエスタのワールドラリーカーで、車名の"ハイブリッド"はラリーとグローバル・ラリークロス、そしてジムカーナという3つの用途に適応可能なことを意味している。エンジンは通常のラリーカーに搭載されている1.6リッター4気筒ターボから、フランスのPIPO Motorsがチューンした2.0リッター・ターボに換装されており、45mmのリストリクターを装着した状態で最高出力600hpと最大トルク91.83kgmを発揮するという。ジムカーナのような過激な走りにも耐えられるSadev製ラリークロス用トランスミッションと、改良されたリア・ディファレンシャルを装備し、ドライブトレインやサスペンションはすぐに競技に出場できるようにリビルド済みだという。現在はラリー仕様だが、ラリークロス仕様にコンバートするためのパーツ類も付属する。

このフィエスタは、絶大な人気を誇るYouTubeシリーズで使用されただけでなく、ブロックが2015年にニュージーランドのファンガレー・ラリーで優勝したクルマでもある。

しかし、このマシンを購入するとしたらオーナーには難しい選択が待っている。このHFHVはまだまだ実際に競技で戦えるハイレベルな競争力を持っているが、ケン・ブロックとジムカーナ・シリーズに縁のあるクルマとして、将来的にはコレクターズ・アイテムとなるはずだ。それをラリー・ステージで傷めてしまったり、ラリークロスに出て壊してしまったりしたら、価値を下げることになる。だが、ほとんどの人はこんな最高のマシンを手に入れたら、実際に走らせて楽しみたいだろう。4,000万円をポンと払って、そんなジレンマに悩んでみたいものだ。興味のある方は『Motorsport Auction』のページをご覧いただきたい。




By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー