映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のモデルとなった人物が所有していたフェラーリ「テスタロッサ」が販売中
あのマーティン・スコセッシ監督が金融界の寵児ジョーダン・ベルフォートの栄光と没落を描いた、レオナルド・ディカプリオ主演の映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』が公開されたのは2013年のこと。そして今、現実のストーリーを描いた魅力的なこの映画の、原作者でもあるベルフォート本人の所有していた1991年式フェラーリ「テスタロッサ」を手に入れることができるという。その12気筒エンジンを積む白い跳ね馬が、モナコのクラシックカー販売会社から売りに出されているのだ。

これを販売しているMonegasque Classicsによると、ベルフォートはこのフェラーリを1991年にニューヨークの正規ディーラーから新車で購入したとのこと。しかし、彼はあまり運転しなかったはずだ。彼の次にも2人のコレクターが所有していたというが、それでもこのテスタロッサの走行距離はたったの1万3,358㎞に過ぎないからだ。もし、このクルマを購入したとしたら、真っ白なエクステリアを見た友人から、1980年代に放映された人気ドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』のソニー・クロケットを真似していると思われるかもしれない。インテリアはベージュ色のレザーで、コンディションもとてもいい。ベルフォートがオーナーだったことを証明するために、彼の名前と住所が記載された保証書や補充品の納品書が付いてくるという。さらには、揃いのラゲージ・セットまでついてくるが、そのうちの1つのバッグの裏地から、50ドル札(約5,600円)が見つかったらしい。

説明には、このテスタロッサはベルフォートが「億万長者になったばかりの頃に試乗したランボルギーニ・カウンタックとは、幸いにも同じ運命を辿らなかった」とあるが、その意味は次の購入者にだけ教えるそうだ。カウンタックがベルフォートによってどんな目に遭わされたのか、気にならなくもない。

なお、モナコの販売店は価格を公表していない。以前はアメリカで乗られていたクルマなので、購入してアメリカで乗ることも問題ないだろう。ベルフォートのフェラーリを購入しようと思ったあなた、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』が訓戒的な話であることをお忘れなく。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー