フェラーリは19日、F1世界戦手権の2016年シーズンを戦う新型マシン「SF16-H」をオンラインで発表した。

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チーム名の「スクーデリア・フェラーリ」の頭文字と、2016年を意味する"16"に、ハイブリッド・パワートレインを表す"H"を組み合わせた今年用のF1マシンは、イタリアのナショナル・カラーであるお馴染みの赤に加え、エンジン・カウルが白で塗り分けられている。インダクション・ポッド(ドライバーの頭上に開けられた吸気口)にはイタリア国旗の3色があしらわれ、ちょっと1975年の「312T」を想い出させる。これに合わせて、セバスチャン・ベッテルキミ・ライコネンが身に付けるプーマ製レーシング・スーツも、赤をベースに腕や足の部分に白を取り入れ、"トリコローリ"が目立つカラーリングとなっている。





SF16-Hのデザインにおける主な特徴は、短く先細りになったフロント・ノーズと絞り込まれたリア・エンド。フロント・サスペンションは過去4年間も使い続けたプルロッド式をやめ、ブッシュロッド式に戻された。パワー・ユニットはこれまで通り、シングル・ターボチャージャー付き1.6リッターV型6気筒エンジンに、減速時に発生する運動エネルギーと、エンジンから出る排気の熱エネルギーという、2つのエネルギー回生システムが組み合わされているが、今年はパーツのレイアウトを変更し、コンパクト化が図られているという。吸気系やターボにも改良が施され、燃焼が改善しているそうだ。ラジエーターも変更されているそうで、上から見るとコクピットの両脇にルーバーが開けられていることが分かる。トランスミッションは8速で、車両重量はドライバーを含めて702kg。



昨年はセバスチャン・ベッテルが3勝を挙げ、1勝もできなかった2014年のコンストラクターズ・ランキング4位から、メルセデスに次ぐ2位へと躍進したフェラーリ。となると、今年の目標は2008年以来(ドライバーズ・タイトルは2007年以来)のチャンピオン獲得しかない。チーム代表のマウリツィオ・アリバベーネは「少なくともチャンピオンシップの争いを(メルセデスと)最終戦まで続けたい」とやや控え目に語っている。


スクーデリア・フェラーリ公式サイト
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