この昆虫と子熊を掛け合わせたようなユニークな乗物は、「SHERP」と名付けられたロシア製のATV。見方によってはなんとなく可愛らしい気もするが、その走破性能は凄まじい。以下にご紹介する動画では、2台で凍った氷の上を走り回り、氷が割れても巨大なタイヤがフロートの役割を果たして沈むことなく、さらに汽船に付いている外輪のように水を漕いで水上も走り続けることができるのだ。

クボタ製の1.5リッター4気筒ディーゼル・エンジンが最高出力45psを発生し、5速マニュアル・トランスミッションとの組み合わせで、陸上では最高45km/h、水の上(凍っていてもいなくても)でも6km/hの速度で走れるという。全長3,400mmに対し、タイヤの直径は1,600mmもある。最低地上高は600mm。高さ70cmの障害物も乗り越えられるそうだ。全幅は2,520mmとワイドで、全高は2,300mmと高い。車両重量は1,300kgと案外軽い(重かったら沈んでしまうか)。

フロント・ウインドシールドは跳ね上げ式。開けながら走行して冷たい外気をたっぷり浴びることもできる。ホイールは個別にブレーキがかかるようになっており、左右どちらの前輪でもピボットターンが可能だ。標準は荷台と折り畳み式の覆いを備えるピックアップだが、ビデオに見られるハードトップを装備したワゴン・ボディも選べる。価格は標準モデルが6万5,000ドル(約745万円)から。様々なオプションも用意されている。ビデオを観て気になった人は、公式サイトをチェックしてみよう。




By David Gluckman
翻訳:日本映像翻訳アカデミー