アルファ ロメオの新型SUV、車名は「ステルヴィオ」に 「ジュリア」は3月14日に生産開始
アルファ ロメオから近々登場する新型SUVの名前がついに決まったらしい。英国の自動車雑誌『Auro Express』が伝えるところに寄ると、それは「ステルヴィオ」と呼ばれることになるそうだ。

イタリアのカッシーノ工場を訪れていたフィアット・クライスラー・オートモービルズセルジオ・マルキオンネCEOは、新型セダン「ジュリア」の生産が3月14日に開始されることを集まった記者達に向けて発表し、その際に新型SUVの名前についても言及したという。これまでコードネーム「ティーポ949」という名称で知られてきたアルファ ロメオ初の市販SUVについては開発の遅れも伝えられていたが、今年の後半にはついに生産が始まり、2017年初頭に発売される見込みとのこと。

命名の由来についてマルキオンネCEOは多くを語らなかったというが、ステルヴィオという名前は、イタリア北部にあるアルプス山脈の有名な峠道に因んだものと思われる。あの英国BBCの自動車番組『トップギア』が世界最高のドライビング・ロードとして挙げたこともあり、また標高2,758mの峠は自転車ロードレース「ジロ・デ・イタリア」でも難所の1つとして知られている。アルファ ロメオと同じイタリア製のオートバイ、モトグッツィも車名に採用しているので、聞き覚えのある方も多いだろう。




ステルヴィオは、ジュリア(上の写真)と同じ新しい後輪駆動/全輪駆動用プラットフォームをベースに開発され、パワートレインもその多くを共有するようだ。『Auro Express』によれば、最高出力150〜210psの4気筒ディーゼルから、200〜280psの4気筒ガソリン・ターボ、そしてトップ・グレードにはジュリアの「クアドリフォリオ」と同様に、500ps程度のパワーを発生する2.9リッターV6ツインターボが搭載されるという。

なお、この新開発プラットフォームはジュリアやステルヴィオに続くいくつかの新型車にも採用される予定で、その中には開発コード「ティーポ941」と呼ばれる大型ラグジュアリー・セダンや、「ティーポ963」のスパイダーおよびクーペ、さらには「ティーポ962」という7人乗りクロスオーバーまで含まれているという。これらに加え、前輪駆動の「ジュリエッタ」と「MiTo」の後継車を2018年にまで発表するというのが当初の計画だった。しかし、その開発スケジュールは遅れており、目標とする時期が2020年中頃に修正されたと伝えられている。

最初に新型ジュリアが公開されたのは2015年6月のこと(まだ量産が始まっていなかったとは...)。アルファ ロメオが初めてSUVのコンセプト・モデルを発表した時はというと、2003年のジュネーブ・モーターショーにまで遡る。計画の遅延は中国経済の失速も一因と伝えられるが、これもいわゆる"イタリアン・ジョブ"というやつかもしれない。少なくとも、ジュリアとステルヴィオは遠からず市販できるところまで漕ぎ着けたらしいので、他のモデルは気長に待つことにしよう。