コリン・マクレーが最後に運転したスバルのラリーカーを手に入れるチャンス!
コリン・マクレーは世界ラリー選手権へのフル参戦を引退した後も、数年間はファンを楽しませてくれたが、悲しいことに十分とは言えなかった。そんなファンに嬉しいニュースだ。彼が大衆の前に最後に姿を見せたのは2007年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードだったが、そのときに運転した写真のマシンを購入することができるというのだ。

これは一見ごく普通のスバル「インプレッサ WRX STI」に見えるかもしれないが、実はスバル・ワールド・ラリー・チームから参戦したペター・ソルベルグが、2007年の世界ラリー選手権の大半を戦い抜き、2度の表彰台に導いた正真正銘のラリーカー「S12B」なのだ。それだけでも十分に魅力的だが、さらにマクレーが乗ってマーチ伯爵邸の敷地内を走行した名誉あるマシンでもある(ビデオをご覧いただきたい)。この走行が、人々の前で披露されたマクレー最後のドライビングだった。それからわずか数ヶ月後、マクレーはスコットランドで自身が操縦していた自家用ヘリコプターの墜落により帰らぬ人となってしまったからだ。

このマシンは一旦分解され、新車同様に組み立て直されたという。エンジンがリビルトされてからほんの350kmしか走っておらず、クラッチは270km走った時点で交換されている。新品のシートやハーネス、消火器、ブレーキディスクとブレーキパッドが装備され、サスペンションも完全にリビルト。ホイールはパウダーコーティングで塗り直されており...まぁ、簡単に言えば「最高の状態」だ。

北アイルランドのオーマーにあるC&M Motorsは、このマシンを中古ラリーカーの売買を仲介するインターネットサイト『RallySales.com』のリストに載せている。提示価格は15万9,500ポンド(約2,640万円)。これは過去最高価格のスバルになるかもしれない。コレクター向けメディア『Sports Car Market』の記録上だと、ライバルとなりそうなのは、昨年10月に23万8,000ドル(約2,730万円)の値が付けられた、それもやはりマクレーが乗っていた「インプレッサ」だろう。




By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー