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日産の新型「アルマーダ」が、グローバルモデルの「パトロール」(日本では2007年まで先代が「サファリ」の名で販売されていたが、現行型は国外専売車)と、ボディ・オン・フレーム構造のプラットフォームを共有するという噂は本当だった。2月11日に開幕したシカゴ・オートショーで発表されたこの新型SUVは、今年の夏に米国で発売される予定だ。

新型アルマーダは、フルボックス型のラダーフレームがアップデートされ、サイドレールの幅が先代型の60mmから100mmに拡大された。日産によれば、この変更のおかげでねじり剛性が20%高まり、ハンドリング性能と乗り心地も向上しているという。全長は約30mm延長されたものの、ホイールベースは約53mm短縮。全幅は約15mmだけ拡大され、全高は約56mm低くなった。

デザインが新たになったエクステリアは、プラットフォームが共通のパトロールインフィニティ「QX80」によく似ている。先代のアルマーダと比べると、新しいスタイリングではボディの輪郭が力強くなったので、この8人乗りSUVがより頑丈に見える。さらに、ロービーム・ヘッドライトとデイタイムランニング・ライトはLEDが標準となっている。

新型アルマーダは5.6リッターV8エンジンを搭載し、最高出力390hp、最大トルク55.4kgmを発生。トランスミッションは先代の5速ATから7速ATに変更された。エンジンの排気量は従来と同じだが、直接噴射と新型ピストンの採用などによって、これまでの最高出力317hp、最大トルク53.2kgmからの向上を実現したという。駆動方式は全トリムで後輪駆動または4輪駆動から選択できる。燃費は後日発表されるとのこと。駆動方式を問わず、8,500ポンド(約3,856kg)の牽引能力を備える。

トリムは「SV」「SL」「プラチナ」の3種類。その全てに8インチ・ディスプレイのナビゲーション・システム、ヒーター付きフロントシート、13スピーカーのオーディオシステムが標準装備となっている。SLにはリモート・エンジン・スタート、電動式の3列目シート、アラウンドビューモニター、電動式ハッチゲートが追加され、さらに豪華なプラチナには、一連の先進安全機能、ムーンルーフ、後部座席用のDVDシステムなどが含まれる。なおプラチナでは、8人乗りの2列目のベントシートをキャプテンシートに変更した7人乗り設定も選択可能だ。

まとめると、日産はこの新型アルマーダを「米国市場向けに強化」したパトロールだと述べている。賢明な決断だ。これで同社は、パトロールおよびQX80と、「タイタン」をベースとしていたアルマーダを別々に開発する必要がなくなり、1種類のグローバル車として資金を注ぎ込めるようになったのだ。しかも、これまでのアルマーダはちょっと大きくてずんぐりしていたが、QX80はとても快適に運転できるので、その特性の多くがアルマーダにも受け継がれることが期待される。数ヶ月後に試乗するのが今から楽しみだ。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー