YAMAHA snowmobile
雪上のオートバイとも言われているスノーモビル
世界中の降雪地域でレジャーやスポーツ、山林管理などで幅広く使われているが、冬でも雪が滅多に降らない都市部に住む者にとっては馴染みがないのが正直なところ。
しかしながら、X GAMESのフリースタイルなどではド派手なバックフリップをバイクのようにキメているし、スノークロスもモトクロスに負けず劣らずの過激なレース展開。そんな映像を見ると、機会があればぜひとも乗ってみたいと以前から思っていた。

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そして、ついにそのチャンスがやってきた。ヤマハ発動機(以下、ヤマハ)が、スキー場で「スノーモビル体験試乗会」を開催してくれたのだ。
実はヤマハ、国内唯一のスノーモビルメーカー。モーターサイクルで培ったエンジン技術などを応用し、1968年に第1号モデルを発売し、その後さまざまな需要に応える2ストロークモデルを販売してきた実績がある。オートバイ同様に4スト化の波があり、2002年には4ストロークモデルを発表してラインナップを拡充。現在もユーザーニーズに応えた商品ラインナップを誇っている。

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会場となったのは、長野県上水内郡信濃町にあるタングラム斑尾。北陸新幹線開通のおかげで、首都圏からもグッと近くなり、東京駅からわずか100分でJR飯山駅へ、そこからバスで45分というアクセスの良さだ。

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東京育ちで雪に馴染みがなく、冬に身体を動かすならウインタースポーツよりもモトクロスという筆者は、スキーやスノーボードの経験が数える程度しかなく、一面に広がる白銀の世界にまずはうっとりしてしまう。冬の複合リゾートって、こんなにもワクワクするものかと今まで知らなかった。

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午前中にライセンスを取得するための座学を受ける。免許は法律上では義務づけられていないが、ヤマハでは安全に楽しくスノーモビルを乗るために、日本スノーモビル安全普及協会(JSSA)認定インストラクターによる「スノーモビルライセンス講習会」を随時実施し、その受講者に「ヤマハスノーモビルライセンス」を発行。快適で健全なスノーモビルライフの普及に努めているのだ。

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スノーモビルは、スキー場のようなスノーモビル専用ゲレンデを備えた「スノーモビルランド」や、走行を許可された林道などで走ることができる。スノーモビルランドは全国に40ヵ所以上あり、その多くはレンタル車両での走行が可能となっている。

ヤマハでは現在、4ストロークモデル3機種と、2ストロークモデル1機種をラインナップしていて、水冷4ストローク直列2気筒499ccエンジンを搭載するスポーツモデル「Phazer M-TX」(消費税込み 99万1,440円)をはじめ、2人乗りもできるユーティリティモデル「VK Professional II」(水冷4ストローク直列3気筒1,049cc、消費税込み143万6400円)と「Venture Multi Purpose」(水冷4ストローク直列2気筒499cc、消費税込み 120万2,040円)、そして空冷2ストローク直列2気筒535ccの「VK540IV」(消費税込み 107万7,840円)がある。

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午後から、いよいよスノーモビルに乗車。走り出す前、インストラクターにコーナリングのコツを教わったが、体重移動がキモなのはオートバイと同じのようだ。

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操作方法でバイクと違うのは、アクセルがレバー式なことぐらいで、シフトチェンジはなく、スクーター感覚で簡単に乗ることができた。もちろん前後タイヤはなく、構造を簡単に言えばソリと同じで、滑走に適したスキーをフロントに、さらに自走するためのエンジンとトラック(キャタピラ)を備えている。

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コーナリングで戸惑うのは、バイクのように車体がバンクしないこと。クイックに曲がらせるにはイン側への荷重が必要不可欠で、直線路でもギャップを乗り越えるたびに車体が前後にピッチングするので、少し走ればモトクロスのように汗だくに。

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低速では雪の抵抗を受け、ハンドリングが重たいが、慣れてスピードが出せるようになってくるとハンドル操作も軽くなり、コーナーの立ち上がりではカウンターを当てて曲がる感覚が掴めてくる。

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過激に攻めていると、コーナーのアウト側にはじき飛ばされてしまうこともあったが、そこはフカフカの雪の上。ダイブしても怪我ひとつないのがまたいい。

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アクセルワークと体重移動を駆使し、雪の大地を疾走する爽快感が味わえるスノーモビル。奥深い楽しさがあり、かなりハードなモータースポーツであることが、すぐにわかった。

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深雪もいけるぞと調子に乗っていると、雪に埋まってスタックすることも。みんなで協力しマシンを脱出させるツーリングは、オフロードバイクでのトレッキングツアーにもよく似ていて、参加メンバーみんなが絶えずにこやかだったのが印象的。

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乗るのも面白いが、そのロケーションがまた素晴らしい。白樺の林を抜け、キラキラと輝く雪の結晶がどこまでも敷きつめられた広大な雪原をゆく樹林ツアーは、途中、スタッフが特別にお汁粉を用意してくれているなどのおもてなしもあり、終始楽しめた。

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最後はミニ・スノーモビルを周回路で乗った。これがまたミニモトというかカートのような感覚で、エキサイティングそのもの。大排気量のパワーでグイグイ突き進む大型マシンとはまた違った軽快な操作フィールがあり、これまた夢中に。

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ヤマハのスノーモビルでタップリ汗をかいた1日。寒がりの自分が、雪の上でこんなにも楽しい体験ができるとは驚きである。これはハマりそうだ。

■ヤマハ発動機 公式サイト
http://www.yamaha-motor.co.jp/snowmobile/