【ビデオ】オランダ警察、違法ドローン撃退に向けワシを訓練中
ドローンは至る所に潜入可能だ。空港にも、火事現場にも、スーパーボウルの会場にも。しかし、このような場でドローンを使用することは違法である。そこで問題となるのは、どうやって安全に取り締まるかということだ。

オランダのある企業がその対策を提示している。猛禽類の調教を手掛ける「ガード・フロム・アバブ」はオランダ国家警察と協力し、訓練した猛禽類に飛行中の商業用ドローンを捕捉させ、撃退することを検討しているのだ。そう、猛禽類とは勇ましいワシなどの鳥のことである。

現在、オランダ国家警察は犯罪目的で使用されるドローンに手を焼いており、取り締まるための対策を練っているという。オランダ国家警察のイノべーション・マネージャーであるマーク・ウィーブス氏は、航行中のヘリコプターをドローンが妨害する事故に言及し、「主に安全確保の観点から、ドローンの使用が許されない状況が存在する」と述べている。だが同氏によれば、ドローンの操縦者を見つけることはほぼ不可能だという。そこでこの猛禽類を使う方法が考案された。ワシなどの鳥がドローンに素速く迫って撃退し、人のいない安全な場所へ不時着させるのだ。

しかし米国では、ドローン対策として猛禽類を使用することが法的に許されるかは疑問であり、条例違反にもなりかねない。厳密に言えば、空中はFAA(米連邦航空局)のみの管理下だ。先日話題になった「ドローン・ディフェンダー」は、ドローンの飛行システムを電波妨害で撃退することができるという代物だが、これでは飛行機の航行にまで影響が出る可能性もある。そうなれば、警察の行いであったとしても連邦犯罪である。

ドローンを撃退する猛禽類にしても、似たような法的問題が生じるかもしれない。また、他にも課題がある。猛禽類がドローンの回転するプロペラによって傷つけられないように訓練しなければならないのだ。現在のところ、オランダ国家警察はガード・フロム・アバブの方法を評価しているが、まだ採用するかは決まっていないという。ともあれ、まずはこのビデオを見て、ドローンを撃墜する勇猛なワシのことを、ぜひ周りの人にも教えてあげよう。




By The Drive
翻訳:日本映像翻訳アカデミー