MITが「ハイパーループ」のデザイン・コンペで優勝! テスト走行する最初のポッドを製作
テスラモーターズのCEOであるイーロン・マスク氏が考案した新たな輸送システム「ハイパーループ」のコースは既に建設が始まっているが、肝心の「乗り物」はどうなっているのだろうか? 心配はご無用、完成するのも時間の問題だろう。宇宙開発企業のスペースXが世界中の学生を対象に超高速のチューブ式輸送システムの中を走るポッドのデザイン・コンペを開催し、マサチューセッツ工科大学(MIT)のチームが設計製作部門の総合優勝を獲得したからだ。同チームは、カリフォルニアにあるスペースX本社の近くに建設予定のテストコースを走るポッドを製作することになった。ただし、他のライバルが除外されたわけではなく、合計で少なくとも22チームが次へ進み、それぞれポッドを製作することになるという。そして、さらなる審査で他のチームにも価値があると判断されれば、最終選考ではMITに加えて10チーム程度に増える可能性もある。

ハイパーループはマスク氏が創業したスペースXによる発案であるが、同社は計画の進捗を促す役に留まり、その実現化には他の企業や教育機関、研究所などを頼りにしている。この計画には今後さらなる大きな技術的問題が立ちはだかることもあるだろうが、そのいくつかはこのようなコンペを開催することで、一企業が巨額の投資をせずとも克服できるだろう。ハイパーループ実現に向けたこの「前例のない」コンペは、今回限りではないようだ。


By Engadget: Jon Fingas
翻訳:日本映像翻訳アカデミー