マクラーレンが「P1 GTR」のバラエティ豊かなカラーリングを公開
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あなたがマクラーレンのサーキット専用限定モデル「P1 GTR」を注文するとしたら、ボディにはどんなカラーリングを施すだろうか? 僅か35台しか生産されず、価格は198万ポンド(約3億3,000万円)、さらに今頃は大半の製造が完了していることを考えると、そんな選択に頭を悩ませている人はほとんどいないはずだ。しかしこの英国のコンストラクターは、これまでP1 GTRの購入者が選んだカラーリングを見せるために、P1 GTR ワークショップの一部を公開した。

英国ウォーキングにあるマクラーレン本社の、GTレーシング部門とマクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)のスタジオに隣接するワークショップでは、P1 GTRのオーナーから依頼された車両のケアが行われている。これらはマクラーレンが催する特別なサーキット走行イベントに運ばれ、同社の一流エンジニアやメカニックがその面倒を見るのだ。

マクラーレンのチーフ・デザイナーは、P1 GTRを注文した人にカラーリングを決定するためのアドバイスをしているという。上の写真はそのうちの12台。過去のマクラーレン F1 GTRから引用し、このクルマが発表された時にも使用されたイエローとグリーンのハロッズ・カラーや、同じようなストライブの入ったカラーリングだがディープ・ブルーとイエローを組み合わせたもの、マクラーレン F1 GTRの印象的なFINAカラーを連想させるもの、ライトブルーにサーキットのレイアウトでカモフラージュ柄を描いたもの、マクラーレンを象徴するオレンジを様々な色合いで仕上げたもの、最近のF1マシンのカラーリングから着想を得たもの、2014年に米国カリフォルニア州のモントレーで開催されたペブルビーチ・コンクール・デレガンスで公開されたコンセプトカーのようなシルバーとオレンジなど、バラエティに富んでいる。もちろん、全てのP1 GTRは機械的に同一で、合計最高出力1,000馬力を発揮する3.8リッターV8ツインターボと電気モーターを組み合わせたハイブリッド・パワートレインを搭載。公道走行用の装備を取り外したことで車体は軽量化され、アグレッシブなエアロパーツも装着されている。

このうちの7台は、昨年10月にスペインのカタロニア・サーキットで行われたファースト・トラック・セッションに参加したが、その際に貼られた特別なステッカーは永遠に誇りとなるだろう。しかし今年は、英国シルバーストーン・サーキット、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキット、アラブ首長国連邦アブダビのヤス・マリーナ・サーキット、そして米国オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズと、多くのセッションが予定されている。ワークショップのスタッフはこれらの車両に加え、それぞれのセッションの度に80トンものサポート装置を各サーキットに運び込むという。


By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー