凍った湖の底から、約16年前に盗難されたトラックがそのままの形で発見
今月初め、米国ミネソタ州中部で、メイヒュー湖の氷に穴をあけ穴釣りをしていた漁師が、目当てのブルーギルやバスよりずっと大物を引き上げることになった。米国ニュースサイト『SCTimes』によると、その漁師は水中カメラを沈めて魚を探していたら、湖底に鎮座するクルマを発見したのだという。すぐにベントン郡保安官事務所に連絡し、調査に駆けつけた副保安官が改めて持参の水中カメラで確認すると、90年代後半から2000年代初頭のモデルとみられるダッジ・ラムのピックアップトラックが、水深約12フィート(約3.7m)に沈んでいた。これを受けて保安官事務所の潜水チームが出動し、トラックとその周辺の調査が行われた。

湖氷に大きな穴が開けられ、トラックは湖底から引き揚げられた。保安官事務所がナンバーを検索したところ、2000年3月に近隣で盗まれ盗難届が出ている車両だということが判明。トラックの沈んでいた場所が、湖に通じている道路の入り口からほぼ100ヤード(約91m)、北の湖岸から25ヤード(23m)であることを考えると、湖に氷が張っている時期に湖上に乗り捨てられ、その後氷が溶けたことで沈んだのだろうと推測できた。

湖が凍るほどの水温の低さのおかげで、トラックの保存状態は驚くほど良かったという。フロントグリルがなくなっており、車内は泥だらけで金属部分に錆びが発生していたが、湖に長い間沈んでいたにも関わらず、破損個所はほとんどなかったそうだ。もちろん、水にどっぷり浸り、約16回も凍結と融解を繰り返したエンジンは使い物にならず、このトラックが再び走り出すことはない。しかし、この意外なほど良好に保たれていた車両の状態は、古いダッジ・ラムの製造品質がとても高いということの証である。タルサの郡庁舎の地下に埋められ、タイムカプセルに入っていた57年式プリムス「ベルヴェディア」よりも、明らかに良い状態だったのだ。


By Jason Marker
翻訳:日本映像翻訳アカデミー