フェラーリ、「FF」を進化させた新型「GTC4ルッソ」を発表
フェラーリは8日、4人乗りの4輪駆動モデル「FF」を刷新し、新たに「GTC4ルッソ」と名前を変えて発表した。

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「フェラーリ・フォー(Ferrari Four)」を意味するという「FF」が発表されたのは2011年1月のこと。当初からそのユニークなスタイルと共に物議と混乱を招いた名前は、一新された内外装と共に、1960年代のグランツーリスモから受け継ぐクラシックでロマンティックな車名に変わった。レースの血統を思わせる「ベルリネッタ」ではなく、エレガントな「クーペ」に使われてきた"GTC"の3文字(もっとも、最近では専ら「コンペティツィオーネ」に使われてきたが...)に、4シーターを表す"4"という数字と、イタリア語で贅沢という意味の"Lusso"を組み合わせた新しい名前は、フェラーリ・ファンなら「330GTC」や「365GTC/4」、そして「250GT ルッソ」など往年の名車を想い出すだろう。



一見、この新型GTC4ルッソはFFにマイナーチェンジを施したように見えるが、前後バンパーやグリル、フェンダー、ボンネット、灯火類などのパーツだけでなく、ルーフ後端のスタイルまで変更され、従来のシューティングブレーク型よりクーペの雰囲気が強まった。スポイラーも装備された。テールランプが4灯となり、フロント・フェンダーのアウトレットにはフィンが付けられるなど、過去のモデルとのつながりをより色濃く感じる。Cd値はFFより抑えられたという。

ボディ・サイズは全長4,922mm × 全幅1,980mm × 全高1,380mmと、FFより僅かに大型化。乾燥重量は「軽量オプション」仕様で1,790kgと発表されている。




フロントに搭載されたV型12気筒エンジンは、排気量6,262ccのまま最高出力が660cv/8,000rpmから690cv/8,000rpmに、最大トルクも69.6kgm/6,000rpmから71.1kgm/5,750rpmに向上した。これにより0-100km/h加速も3.4秒と、FFより0.3秒短縮された。最高速度335km/hは変わらない。フェラーリ独自の4輪駆動システム「4RM」は「4RM Evo」に文字通り進化。最新バージョンのスリップ・サイド・コントロール 4.0と、新たに4輪操舵システムともリンクしたという。




インテリアもFFから大きく変更され、センターコンソールに新型インフォテインメント・システムの10.25インチ・タッチスクリーンが装備されただけでなく、助手席の前にもディスプレイが備わる「ダブル・コクピット」デザインとなっている。より小型化されたエアバッグの採用により、ステアリング・ホイールもコンパクトになったという。

実車は3月のジュネーブ・モーターショーで一般公開される。それまで待ちきれない方は以下のURLから、嬉しいことに日本語版が既に用意されている公式サイトをご覧いただきたい。


フェラーリ 公式サイト:GTC4ルッソ
http://gtc4lusso.ferrari.com/ja/