新型BMW「7シリーズ」の「リモート・コントロール・パーキング」機能が米国でも使用可能に(ビデオ付)
米国版Autoblogが評価する「テクノロジー・オブ・ザ・イヤー」アワードのファイナリストにも選ばれた新型BMW「7シリーズ」は、それに値するに十分な最新テクノロジーが満載だ。しかし、例えば、ドライバーがキーフォブのタッチスクリーンを使用し、クルマを遠隔操作して駐車スペースへ出入庫ができる「リモート・コントロール・パーキング」機能のような、欧州仕様に見られる手の込んだ技術が、今のところ全て米国仕様でも使えるというわけではない(日本仕様では2016年中旬に導入予定)。なぜなら、米国連邦自動車安全基準(FMVSS)No.114のS5.3項で、「常用ブレーキは、トランスミッションのシフトレバーがパーキングから動かされる前に押し下げられる必要がある」と規定されているためだ。「リモート・コントロール・パーキング」機能は遠隔操作されるため、パーキングの状態からギアを切り替える時に、実際にブレーキペダルが踏まれることはない。

だが、米自動車情報誌『Automobile』が伝えるところによると、米道路交通安全局(NHTSA)はこの法律に曖昧さが残ると認め、この便利な機能を米国でも採用したいというBMWの要求に許可を出したという。NHTSAは、この法律の要点はつまり、停止状態からトランスミッションが「ドライブ」か「リバース」にシフトチェンジする際に、"実際に誰かがブレーキペダルを踏む"必要があるというわけではなく、"ブレーキが作動する"必要があるということだと述べている。BMWは米国でも近々「リモート・コントロール・パーキング」機能の採用を計画しているようだが、はっきりとしたスケジュールはまだ決まっていないようだ。

この事例は一見小さなものだが、自動車市場に、現在の法律でカバーできる範囲を超えた高性能な機能を持つクルマが増えつつある今、我々にとって重要な意味のある勝利となるだろう。今度はFMVSSのヘッドライト問題が解決され、魅力的なアウディのマトリックスLEDヘッドライトやメルセデス・ベンツのマルチビームLEDヘッドライトなどを、米国のユーザーも楽しむことができるようになればいいのだが。BMWの「リモート・コントロール・パーキング」機能が作動する様子は下のビデオでご覧いただきたい。




By:Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー