ローマ法王が訪米中に乗ったフィアット「500L」、慈善オークションへ
聖職者たちに、慎ましいクルマを選ぶよう進言しているローマ法王フランシスコ。昨年の米国訪問時にも、豪華なクルマではなく環境に優しいフィアット「500L」で移動していた。その訪米中に法王がフィラデルフィア国際オートショーのテールゲート・パーティーに向かう際に使用したフィアットのうち1台を、フィラデルフィア大司教区がオークションに出品するという。法王を身近に感じられる、またとないチャンスだ。

このオークションの収益は、フランシスコ法王の希望により全額寄付される。半分は家を失った人々や貧困に苦しむ人々に対するカトリック教会の慈善活動に、残りの半分は女性やその子供をサポートするMercy Hospiceとラテンコミュニティを支援するCasa Del Carmen、そしてフィラデルフィア大司教区内の特別支援学校に均等に割り振られるとのこと。昨年、フィラデルフィアでカトリックのイベント"World Meeting of Families"を主催したドナ・クライレー・ファレル氏は次のように語っている。「このフィアットは、法王フランシスコのフィラデルフィア訪問を象徴するクルマです。オークションへの出品は、市の歴史に残る最大のイベントを締め括るに相応しい一章となるでしょう」。

米国フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の広報責任者、ケネス・ギャビン氏が米国版Autoblogに語ったところによると、同社は法王のフィラデルフィア滞在中に2台の500Lを提供し、それらを大司教区に寄付したという。テールゲート・パーティーで使用した残りの1台もオークションに出品するか否か、大司教区側はまだ決めていないようだが、フィアットはこれを、2月7日まで開催される今年のフィラデルフィア国際オートショーに展示するという。

このような特別な1台に値段をつけるのは非常に難しいが、ギャビン氏が言うには、大司教区側はチャリティーのためにできるだけ多くの収益を望んでいるそうだ。米FCAと米シークレット・サービスはどちらも、法王の訪米に使用されたクルマのVIN番号(車両登録番号)を控えており、落札者には大司教区からこのクルマの来歴を証明する書類が渡される。詳しくはプレスリリース(英語)をどうぞ。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー