東京オートサロン 2016」の会場では、300km/h以上の速度で走行中にタイヤバーストし、クラッシュした「ストリームZ チューニングスペック」が展示され、その事故で大破したボディを一般公開した。

ストリームZ チューニングスペックは、日産「フェアレディZ」を改造して公道最速モデルとして開発された車両だ。

VQ35DEエンジンを3.8Lに改造し、さらにターボを搭載したパワートレーンは、最高出力は800ps/7500rpm、トルクは90㎏-m/6800rpmを発生した。

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タイヤがバーストしたホイールは足回りから外れ、ボディ全体もフェアレディZの原型がほとんどわからないくらい大破している。

300㎞/h以上の走行での衝撃がどれほどすごかったかをこの車両を見ることでうかがい知れる。


一般の車両では天井もつぶれ生存は難しかったと思われるが、チューニングカーは横転時などに備え、ロールバーなどの補強がなされている。

そのため、かろうじて天井がつぶれることなく生存空間が維持されていることが分かるだろう。公道で無謀運転する無補強の一般車とはその点が大きく違うことは認識してほしい。

この事故は、2003年9月19日にアメリカネバダ州のシルバーステイツ・クラシックチャレンジでの出来事。スタートから84秒後の地点で334.69㎞に到達した直後、リアタイヤがバーストし、コースアウト。ドライバーが異変に気付き240㎞/h程度まで減速したものの10回転半し、このように大破してしまったわけだ。

ドライバーのDai氏は幸いにも全身打撲ですみ、その後、2006年まで全5回ものシルバーステイツ・クラシックチャレンジに挑戦したということだ。

ガソリンスタンドで空気圧のチェックをしている人はあまり見かけないが、空気圧不足や釘などの異物が刺さった場合によるタイヤバーストによっても悲惨なアクシデントを発生することもあるので、日ごろから空気圧の調整、タイヤ傷の有無のチェックなど心がけよう。