水素燃料電池を共同開発しているホンダとGM、工場の新設を検討
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ホンダゼネラルモーターズ(GM)が、共同で燃料電池の生産工場建設を検討しているという。これによって燃料電池の分野における技術協力をさらに拡大していく見込みだ。もし計画が実行に移されたら、両社は遅くとも2025年までに工場を開業する。「GMと協業しコストを抑えることで、燃料電池自動車(FCV)の生産量を上げ、政府の掲げる目標に近づけたい」と、ホンダの担当者は朝日新聞(英語)に語っている。

同紙はこの工場がどこに建設されるかは明らかにしていないが、工場を共同で運営することで、両社は燃料電池の量産コストを軽減することができる。だが、FCVの開発そのものは各社で行うという。

両社は燃料電池システムの開発コスト負担を軽減するために、2013年から共同開発を行っている。どの自動車メーカーも、コストダウンを目指し企業努力を続けているが、水素燃料電池車の製造にはどうしても莫大なコストが掛かる。なぜなら、燃料電池スタックには高価な金属が必要であり、そして急成長中の分野では技術開発費用がより多く掛かるためだ。ホンダとGMは協業することで、大量生産により価格の引き下げを目指す。

今のところ両社は燃料電池自動車の分野で躍進を続けている。ホンダは日本で今年3月に「CLARITY FUEL CELL(クラリティ・フューエル・セル)」(写真)のリース販売を開始する。これは、2020年の東京オリンピックまでに、できるだけ多くのFCVを街に走らせたいという日本政府の狙いの一助となるだろう。一方、GMはFCVのテストですでに合計300万マイル(約480万㎞)以上の距離を走破している。


By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー